YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事では、エリ・チュリスによる
相場の格言をお届けします。
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結局、相場は行くべきところへ行く。
(エリ・チュリス)
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日々、さまざまな経済指標が
各国で発表されていて
そして突発的なニュースも
毎日のように繰り返されています。
金利が上がった!
金利が下がった!
失業率が改善した!
失業率が悪化した!
そのようなことは数え上げれば
きりがありません。
経済指標やニュース報道で
市場参加者は反応をします。
時には一時的に、とても大きく
相場を動かす要因にもなっています。
でも、
もっとずっと大きな時間軸で
相場を眺めれば
それらはすべて
一過性のものでしかありません。
たとえば1分足や5分足では
大きく上下動を繰り返しているような相場でも
もっと大きな時間足で相場を眺めれば
比較的にきれいに方向感を示していることが
確認できることもとても多いものです。
つまり、今日の格言のように
相場は行くべきところを目指して動いている
というわけですね。
相場から利益を上げ続けるためには
方向感だけを頼りにしても
勝ち続けることは出来ません。
ですが、大きな流れというものは
そう頻繁に変わるものではありませんし
大きな流れが分からずして、
目まぐるしく変わる細かい方向感を
捕えようとすることなどできるわけないのです。
FXをやっている多くの人が
短い時間足でのトレードを
ひたすら繰り返しています。
でも、
思うような結果を得ることが
できない人はとても多いですね。
その理由は、とても難しいことに
挑戦をしているからです。
トレードで勝ち続けている人と
勝ち続けられない人の差があります。
勝ち続けられている人は
意識するしないに関わらず
「小は大なり 大は小なり」で
相場を観察することができている人です。
つまり、ふたつの視点をしっかりと
持っている人だけが勝ち続けています。
すなわち、「遠景を見渡す望遠鏡」と
「細部をも見落とさない顕微鏡」。
そのようなふたつの視点です。
さらにそこに、
「小は大なり 大は小なり」のような
ふたつの姿勢が備わった人たちです。
ふたつの姿勢とは、
「大胆に考え実行できる勇気」と
「細心な注意深さを備えた慎重性」です。
なかなか安定して勝ち続けられない人は
そのどちらかに欠けている人です。
ぜひ一度、ご自身に足りないものは
そのどちらなのかをじっくりと
考えてみてください。
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