YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事では、エド・スィコータによる
相場の格言をお届けします。
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Q.どういうトレード・ルールに従っていますか?
A.(a)損切りは早く、
(b)利食いはじっくり、
(c)ポジションは小さく、
(d)躊躇なくルールに従う、
(e)ルールを変えるべき時を知る。
(エド・スィコータ)
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エド・スィコータ氏は当初、業界内でも
それほど名の知れた存在ではありませんでした。
ですが、
「マーケットの魔術師」の著者である
ジャック・D・シュワッガー氏が
執筆に向けて著名なトレーダーへの
インタビューを繰り返していたときに
インタビューした著名なトレーダーたちから
何度もエド・スィコータという人物の名前を
耳にすることになったのです。
まさに著名なトレーダーたちは揃って
エド・スィコータ氏の実力を知っていたのです。
エド・スィコータ氏は約16年間の間に、
日本円換算して約60万円弱の顧客口座を、
なんと15億円近くにまで増やした実績があります。
しかも、顧客口座はいつでも出金自由だったそうです。
ですから、途中で出金された分を合わせると
更にもっと多くの利益を上げていたことになります。
それほどの実力者でしたので
著名なトレーダーたちが知らないはずは
ありませんでした。
結局、ジャック・D・シュワッガー氏から
インタビューの申込みを受けることになり
「マーケットの魔術師」にも掲載されました。
その中で、やり取りのあった問答を
格言として取り上げることにしました。
つまり、損小利大のトレードを心掛けて
ポジションサイズは抑えてトレードをして
迷うことなくルールに従ったトレードを繰り返す。
何も特別なことはなく、あなたが今までにも
何回も耳にしてきたことと同じことを述べています。
でもひとつだけ、注意をして頂きたいことは
(e)ルールを変えるべき時を知る、
という部分です。
これは、上手くいかなかったら
コロコロとルールをいじくり回せ
ということではありません。
すべての相場で利益を上げられるような
都合の良いトレード手法など無いということです。
トレンド相場に強い手法もあれば
レンジ相場に強い手法もあります。
つまり、それらの手法をいつ相場に
当てはめてトレードをするべきかを知る
ということを意味しているのです。
勝てないトレーダーの大半は、
ひとつのトレード手法が万能薬のように
すべての相場に当てはまると思っています。
ですが、ひとつの手法だけでは
利益を上げられない相場というものが
必ずあるのです。
その時がどのような相場なのかを
知ることができれば無駄なトレードを避けて
損失を避けることは可能になります。
つまり、トレードで勝ち続けるためには
勝てる手法は当然にして必要不可欠ですが
それだけで満足してはいけない。
さらに相場について学び
経験を積むべきだ、というわけです。
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