YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事では、ジェシー・リバモアによる
相場の格言をお届けします。
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ウォール街に、あるいは
投資・投機に新しいものは何もない。
ここで過去に起こったことは、
これからもいく度となく繰り返されるだろう。
この繰り返しも、
人間の本性が変わらないからだ。
人間の知性の邪魔をするのは
つねに、人間の情報であり情動である。
私は以上のことを確信する。
(ジェシー・リバモア)
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上記の格言は核心を突いた格言で、
要するに投資や投機は
技術うんぬんの勝負というよりも
心理戦の様相が強いということです。
指標発表のサプライズや
突発的な報道に対する同様の値動きは
過去から現在に渡って
頻繁に繰り返されています。
天井を示唆するダイヤモンドパターンも
セリングクライマックスの値動きも
過去から相場の天井や底で
何度も何度も目にしてきました。
なぜそのような値動きが頻繁に
繰り返されるのかの理由は
たったひとつしかありません。
それは、人の心理的な作用は
昔も今も変わらないからです。
知識が優れた者だけしか
相場では勝ち残れないというのであれば
相場は東大卒で溢れているはずです。
スキルが高い者だけしか
相場では勝ち残れないというのであれば
経験の長い者はほぼ全員が勝てているはずです。
でも実態はそうではありません。
僕はトレードの収益をメインにして
もう何年間も家族を養いながら
生計を立ててきました。
でも、僕が卒業した大学は
偏差値が50をそこそこ超えたくらいの
一般的な私立大学です。
相場経験はとても長くて
スキルをそれなりに身に備えた人でも
思うようにトレードで収益を上げられない人は
相場の世界にはたくさんいるのです。
つまり、勝ち組トレーダーになるために
絶対に欠かせないものは知識でもなく
スキルでもないということです。
もちろん、それらはないよりも
あったほうが良いに決まっています。
でも、それだけではダメで
絶対的に必要なものは正しいマインドです。
マインドというと抽象的すぎるので
かなり伝わりにくいかもしれませんが
要するに、勝ち組と負け組の差とは
心理的な部分によるものが
とても大きいということです。
驚くのではなく、驚かない。
慌てるのではなく、慌てない。
焦るのではなく、焦らない。
一喜一憂するのではなく、一喜一憂しない。
追い掛けるのではなく、追い掛けない。
待てないのではなく、時を待つ。
それらは知識やスキルは関係なく
心構え的な部分によって行動が変わります。
以上のことをしっかりと認知したうえで
もう一度今日の格言を読んでみてください。
さすれば、勝つためには何を磨くべきかが
しっかりと理解できるはずです。
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