YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事では、ブルース・コフナーによる
相場の格言をお届けします。
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彼はポジションを大きくとり過ぎたんだ。
僕が1枚トレードするところを、
彼は10枚トレードした。
彼は過去に2回ほど、
彼の資金を倍にした年があったけれど、
今でも彼の収支は
プラス・マイナス・ゼロのままだ。
(ブルース・コフナー)
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ブルース・コフナーが「彼」と呼んでいる人物は、
コフナー自身よりも、ずっと相場に詳しくて
もっとずっとトレード知識もスキルも高い。
そのような人物であったようです。
にも関わらず、コフナーは利益を積み上げているのに
「彼」の収支はいつまでたっても
プラス・マイナス・ゼロのままだったようです。
その要因はポジションサイズにあると
インタビューの中で指摘をしていました。
ポジションサイズを大きく取りすぎてしまう。
そのようなトレーダーはたくさんいます。
なぜポジションサイズを大きくするのかと言えば
勝った時に一気に資金を増やそうとしたり、
急いで資金を膨らまそうとするためです。
そのようなトレーダーたちは、
負けた時のことを考えてはいないのです。
トレードでは負けを避けることはできません。
100%の勝率で勝ち続けることなどあり得ないのです。
バルサラの破産確率はとても有名なものですが、
同じ勝率であってもリスクリワード比が低いほど
破産確率は高くなるという特徴があります。
その特徴は普通に考えれば理解できることですが
多くのトレーダーが見逃している点があります。
それはとても重要なポイントなのですが、
ポジションサイズによるものです。
事例を挙げて説明をしますが
勝率が50%でリスクリワードが1:2で
一度のトレードでの損失許容量は1%。
つまり、100万円の資金であれば
勝つときは2万円で負ける時は1万円という
トレードを繰り返した場合。
その合の破産確率は0%になります。
すなわち、リスクリワードが倍で
適正なポジションサイズであれば
まず破産をする確率はないことになります。
でも、そのようなトレーダーが
リスクリワードが2倍のトレードが
ずっと維持できている。
だから、ポジションサイズを
一気に10倍まで増やしてみよう。
そう考えて取り組んだとしたなら
どのような破産確率になると思いますか?
その場合の破産確率は0.81%です。
10倍のポジションサイズでも順調だから
思い切って更にポジションサイズを倍にしよう。
そのようにしてしまえば破産確率は
一気に9.02%までも上がってしまうのです。
つまり、同じスキルのトレーダーでも
ポジションサイズを大きくすることにより
破産確率は高まってしまうことになります。
ポジションサイズを大きくして
短期間で資金を膨らまそうとする人は
特に初心者の人に多い傾向があります。
怖いもの知らずだということでしょうが
初心者は確実に損大利小のトレードしかできません。
勝率を上げることさえできれば儲かると思い込み
勝つときは小さく、負ける時は大きく、
ひたすらに繰り返してしまうのです。
そしてポジションサイズを大きくして挑んでしまう。
それでは資金が増えるわけはありません。
種がなければ花を咲かすことはできません。
それと同じようにFXも種となる資金がなければ
お金を増やしていくことはできないのです。
だから資金の流出はできる限り抑えなければなりません。
もし、あなたがなかなか資金を増やせずに
悩んでいるんのであればひとつアドバイスをします。
こんなに小さなポジションサイズなら
儲かるわけないよと思うくらいのサイズで
ひたすらトレードを繰り返してみてください。
それだけで今までとはまったく違う感覚で
トレードができるようになるはずです。
そのアドバイスを実行した何人もの負け組たちが
面白い結果を出せるように変身できています。
ぜひお試しください。
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