YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事では、ウィリアム・オニールによる
相場の格言をお届けします。
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我々のセミナーに参加する投資家の98パーセントは、
新高値で買うことをためらうという結果がでている。
しかし、高過ぎると思われるものがさらに上がり、
安過ぎると思うものがさらに下がるというのは、
市場における大きなパラドックスだ。
(ウイリアム・オニール)
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パラドックスという言葉は、
一見真理に反するようで、でも実は
一種の真理を表していることや、
逆に一見正しくないようでも、実際には
真理をついている様子を意味します。
よく多くの市場参加者は、次のようなことを口にします。
「こんなに上がったんだから、そろそろ下がるだろう。」
「こんなに下がったんだから、今が買い時だよ。」
ですが、じっくりと考えて頂きたいことがあります。
それは、
「なぜそこまで上がっているのか?」
「なぜそこまで下がっているのか?」
ということです。
当然にして、相場を上昇させた理由が無ければ
そこまで上昇することは無かったわけです。
そして、相場を下落させた理由が無ければ
そこまで下落することは無かったわけです。
下落を支持する力よりも上昇を支持する力のほうが
大きかったから相場は上昇したわけです。
上昇を支持する力よりも下落を支持する力のほうが
大きかったから相場は下落したわけです。
つまり、そのような相場のエネルギーが
一方向に強く傾いている時に
安易に反対方向への仕掛けを考えるということは
相場の理にかなっていない考え方だと言わざるを得ません。
相場には常に需要と供給がありますが
強い方に値動きが進んでいるわけですね。
ですから、今日の格言から考えれば
相場参加者の98%が強い値動きの継続性を
信じることができないということです。
つまり、わずか2%のトレーダーだけが
強い値動きに従う選択ができるということであって
それが勝てる理由のひとつにもなっているということです。
もちろん、逆張り的なトレードを
頭ごなしに否定するわけではありませんが
チャートを見る目にまだまだ自信が無いのであれば
素直に相場の流れに沿ったトレードを
まずは心掛けるようにしてみてください。
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