YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事ではデーブ・ランドリーによる
相場の格言をお届けします。
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途中で損失を被ることなく、
永遠に利益を生み続ける完璧なトレード手法など
この世には存在しない。
そんなものがあれば、
だれかがすでにそれを利用していて、
マーケットは消滅しているだろう。
(デーブ・ランドリー)
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以前に弊社のコンサルティング会員様から
「含み損がストレスになる」という悩みを
打ち明けられたことがありました。
まだ会員になったばかりで、それは
最初の頃のコンサルティングでの話です。
その方はトレードを始めたばかりの方ではなく
ある程度のベテラントレーダーだったのです。
だから僕は正直に言うと
その悩みを打ち明けられたときに
少しばかり驚いてしまいました。
なぜなら繰り返しますが、
彼がある程度のベテランだったからです。
含み損にストレスを感じるトレーダーは
初心者に近いトレーダーが大半を占めています。
そして、そのようなトレーダーと
勝ち組側のトレーダーでは根本的に
トレードの損失に対する考え方が違うのです。
そのため、僕らが普段から当たり前のように
トレードの損失について考えていることを
少しお伝えしてみようかと思いました。
この世の中には、何かを得るためには
何かを差し出さなければならないという
「代償の法則」が存在をしています。
トレードを始めたばかりの相場参加者の中には
「少しの損も出したくない」という人がたくさんいます。
でも、僕から言わせて頂くなら
最初からそのような人はトレードなんて
やらなければいいのです。
やらなければ少なくとも
トレードで損をすることはありません。
もし、ある程度の相場経験があるのに
少しの損を出すことにさえ大きなストレスを
感じてしまう人は残念ながら、
まだまだトレーダーとして成功するまでには
ほど遠いと考えて頂いたほうが良いでしょう。
この世の中にあるすべての経済活動には
利益を出すために費用が掛かっているわけです。
何かの商品を作るためには
原料費や人件費が掛かります。
会社から支給される給料も人件費です。
あなたに支払う人件費以上の代価を
あなたの会社はあなたに求めているわけです。
トレードにおいても、まったく同じことで
マイナスの費用は避けては通れないものなのです。
そのように避けられないものですから
コスト(費用)なしで利益を上げるという考え方が
そもそもあり得ない考え方なのです。
そして、ある程度の損失も
避けることはできないものなのです。
でもトレードの良い点は、損失の金額は
最初から自分で決められるということです。
あらかじめ損をする時の金額を決めて
それ以上の損失を出さないように徹底する。
そのように、自分自身で
最初から決めることができるわけです。
もし仮に最大の損失は10%までと
自分自身で決めてさえしまい徹底すれば
その10%は利益を生み出すための
必要経費だということになります。
その10%分は無駄な損失なのではなく
利益を上げるためには必要な経費なのです。
ですから、それを損失だと考えることはやめましょう。
100万円の投資資金から始めた人が、
投資資金が99万円に減ってしまったら
1万円の損が出たと考える人がとても多いです。
でも勝ち組側のトレーダーは
最大の損失の割合までは必要経費であって
無駄な損失が出ているとは考えません。
多くの勝てていないトレーダーたちは
許容した必要経費の範囲内でも損失だと考えてしまう
その思考法に問題があると言うことができます。
つまり、勝ち組側のトレーダーとは
損失に対する思考法が全く違うというわけです。
仮に損失許容が10%の勝ち組トレーダーであれば
100万円で始めた資金が90万円を下回るまでは経費です。
それ以下の金額まで減ってしまえば損失ですが
そもそもそのような事態に陥ることはありません。
なぜなら、許容する損失が10%までなら
10%を下回るようなリスクの取り方はしないからです。
だから、極論を言ってしまえば
損を出すかもしれないという考え方自体が
そもそも頭の中に存在をしていないのです。
あくまでも許容した損失までの金額は、
利益を得るために必要な費用なのです。
だから損失ではあっても損失とは認識せず
それを必要経費だと認識しているわけです。
あなたが勤めている会社は社員を一切雇用しないで
多額の利益を上げ続けていくことができますか?
あなたの会社は、あなたに毎月支払っている
人件費を損失だと考えているでしょうか?
利益を上げるために必要な経費だと
きっと考えているのではないでしょうか。
もしそうではなくて、人件費さえも
損失だと考えているのでしたら、もう既に
雇用解除されていてもおかしくはありません。
でも、人件費は必要経費であって
利益を生み出してくれるからこそ
会社に雇用をされているのです。
なるべく損失を出さないようにして
少しずつでも利益を積み上げていきたい。
そのような考え方は否定はしませんが
トレードでの許容をした範囲内での損失は、
まったくのゼロにすることはできません。
ですから、少しの損も出したくないという人は、
損をする可能性のある世界、すなわちトレードの世界に
身を置き続けることは控えたほうが得策でしょう。
もしトレードをこれからも継続されるのであれば
トレードの細かい知識やスキルばかりに目を奪われずに
相場に対する心構えや思考法を深い部分から磨いてください。
負けるトレードはこれからも必ずあります。
でも、許容した範囲内での損失なら
それは損ではなく利益のために必要な経費です。
つまり、トレードの結果そのものは
一回ずつの損得で一喜一憂するものではなく
もっと長いスパンで考える必要があるということです。
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