YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
FXトレードで「待つ」という行為は
とても重要な行為です。
そのことを知りながらも
待てないトレーダーは大勢います。
待つという行為の重要性に関しては
次の問答を見れば、よく分かるのではないでしょうか?
待てない人は、ぜひ何回も熟読してください。
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Q.いつでも、思い通りの状況になるまで待つのですか。
「多分相場は上がるよ。ちょっと勝負してみよう」
というやり方はしないのですか。
A.あなたの言うやり方は宿無しへの近道だ。
私は道ばたにカネが落ちているまで待っている。
私はただそこへ行って、拾い上げるだけだ。
それまで何もしない。
相場で損をした人も、「ああやられた。
何とかしてこの分を取り返さなくては」と言う。
できっこない。
何かを見つけるまで、じっと待つべきだ。
(ジェームス・B・ロジャース.Jr)
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僕自身、今は専業トレーダーとして、
FXトレードから得る収入を中心に生計を立てていますが
相場歴はかれこれ30年間以上になりました。
でも最初の頃は、多くのFXトレーダーと似たようなもので
安定して勝ち続けることが出来ませんでした。
以前からこのブログの記事でもお伝えしていますが
僕の最初の9年間は資金が増えたり減ったりの連続で
安定的に資金を増やせているような状況ではありませんでした。
その頃を振り返ってみると今日の格言にもあるように
「多分相場は上がるよ。ちょっと勝負してみよう!」
という仕掛けはものすごく多かったと記憶しています。
実際に当時書いていたトレード日誌を振り返っても
曖昧な判断でのエントリーはとても多かったことに気が付きます。
そして今では確かに仕掛けることよりも
待つことのほうが多くなっています。
チャートを見ることによって
スイートポイントをただひたすら待つ
という行為はもちろんとても多いです。
※ スイートポイント = 鉄板ポイント
通貨の相関性を利用して
パワーバランスを判断することにより
トレードに不利な通貨ペアをはなから捨てることも多いです。
※ パワーバランス = 通貨ごとの強弱関係
つまり、勝てる可能性の高いものだけを
常に選択しようとしているということ、
すなわち、そのようなことを判断できる状態になるまで
ひたすら待つようにしているということです。
常に世界長者番付の上位に君臨している
著名な投資家ウォーレン・バフェット氏は
たとえ100円の賭けであっても
必ず勝算のある賭けにしか
絶対に乗ってこないそうです。
つまり、「多分」という判断だけでは
たとえわずかなお金の賭けであっても
絶対に動くことはないということです。
多くの負け組トレーダーが仕掛けるトレードは
「多分」という判断で仕掛けるトレードが
ほとんどなのではないでしょうか?
もちろん、相場を見る目が
しっかりと養えていなければ
すべての判断が「多分」という判断に
なってしまうことでしょう。
もしあなたがまだその段階にいるのでしたら
自分自身の鉄板ポイントと言えるものを
ひとつずつ身に備えていくしかありません。
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