YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事では、ジェイク・バーンスタインによる
相場の格言をお届けします。
-------------------------------------------------
トレーディングシステムを検証してみると、
ほとんどのシステムが
ごく少数の勝ちトレードに
成功を託していることが分かる。
そのため、最大利益を得るまでか、
システムが示す理想的な手仕舞いポイントまで、
ポジショントレーダーやデイトレーダーが
その勝ちトレードを保有するのは
重要なことである。
早く手仕舞いしすぎると、
利益を切り取ってしまうことになる。
利益を最大限にしつつ、
損失を少なくすることが大切なのだ。
(ジェイク・バーンスタイン)
-------------------------------------------------
ひとつ質問したいことがあるのですが
「あなたが日々トレードを継続している中で
これは失敗したなと思う瞬間は
どのような時ですか?」
少し考えてみてください。
この質問に対する負け組の回答は
「損切り」だという答えが戻ってきます。
でも、僕自身がトレードをしていて
これは失敗したなと思う瞬間は
利食いが早すぎた時です。
このブログ記事を読んでいる人の中には
僕と同じ回答をした人も多いことでしょう。
損切りはとても簡単だけど
利食いはとても難しい。
勝ったトレード、すなわち
利益確定で終わったトレードの中でも
満足できるトレードなんて15%~20%くらいです。
そして、勝ちトレードの中でも
その他の80%~85%の割合のトレードは
損切りで終わったトレードの損失の穴埋めや
資金を減らさないように維持するために
トレードを繰り返しているようなものです。
だから、利食いのタイミングが
早すぎたトレードをしてしまったときには
失敗したなと思ってしまいます。
弊社の個別指導コンサルティングの会員様に
満足できるトレードの割合の話をすると、
ほぼ100%の割合で驚かれます。
もちろん驚かれる人は
まだそんなにトレード経験を
今までに重ねてきていない人たちです。
FXトレードってやればやるほど
構造上、損をする仕組みになっています。
なぜなら、我々にトレード環境を
提供してくれている業者も企業だからです。
つまり、そこで働いている社員さんがいて
社員の給料以上に利益を上げなければ
経営を存続していくことはできませんからね。
これ以上の業者の話は割愛しますが
とにかく大きく勝てる時に
しっかりと勝つことができなければ
利益を積み上げていくことは不可能です。
もし、今のあなたのトレードで
資金を増やせていないのであれば
一度ご自身の過去のトレード履歴を見て
リスクリワードレシオをしっかりと
計算をしてみてください。
自分のトレードの勝率が
だいたいどれくらいかを把握している人は
比較的に多いです。
でも、リスクリワードレシオを
しっかりと計測している人は非常に少ない。
多くの人がやっていることを
ただ見よう見まねでやっているだけでは
あなたはいつまでたっても大衆のままです。
勝ち組はなぜ勝ち組なのか?
それは大衆がやっていないことを
しっかりと継続できているからです。
だからまずは、あなたご自身のトレードの
リスクリワードレシオを計測してみてください。
当然のことながら、勝率5割以下で
リスクリワードレシオの平均値が
1:1以下ならば
理論上はお金を増やしていくことは
できないわけです。
なお、理論上という言葉を付け加えたのは
それでもお金を増やしていく方法が
あるからなのですが、、、
まずは、とにかく一度きっちりと
ご自身のトレードパフォーマンスを
数値データとして算出してみてください。
そうすると、多くの方が
ご自身のトレードパフォーマンスに
悪い意味で驚く結果になることが多いです。
「この数値じゃ、お金増えるわけないや、、、」と。
家計の収支や会社経営の収支でも
収入よりも支出が多ければ成り立ちません。
もちろん、トレードにおいても同じことです。
だから、ご自身のトレードパフォーマンスの現状を
まずは自らがしっかりと把握をすることから始めましょう。
コメントフォーム