YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事では、エド・スィコータによる
相場の格言をお届けします。
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うまくいった後はより積極的になり、
失敗した後は消極的になる。
この傾向は特に問題ないと思う。
その反対に、
損したことで感情的になって、
取り戻そうとして必要以上に
大きなポジションをとると、
結局お金ばかり失ってしまう傾向にある。
(エド・スィコータ)
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トレードにおいての損失には
2つの痛みが伴います。
ひとつは経済的な痛みであって
もうひとつは精神的な痛みです。
ただ、この損失に対する痛みですが
トレードを始めたばかりの初心者と
相場歴が長い勝ち組トレーダーとでは
受ける痛みの大きさは明らかに違うのです。
特にトレードを始めたばかりの初心者は
トレードの損失というものに対しては
損失という言葉通りの受け止め方をしてしまうのです。
ですが、
相場歴が長い勝ち組トレーダーは
トレードの損失というものに対しての
受け止め方は大きく違うのです。
それは、どのように違うのかというと
損失と受け止めるのではなく
利益を得るための必要な経費として
受け止めているわけですね。
経費と聞いてもピンとこない人も
もしかしたらいるかもしれません。
だから、分かりやすく説明しますが
経費とは何かを生み出すためには
絶対的に欠かすことができない費用です。
たとえば、
カレーライスを作りだすためには
カレーのルー、野菜、ごはんなどがなければ
カレーライスを作ることはできません。
まったく何もない状態から
カレーライスを作り出すことは不可能です。
つまり、カレーライスを作るためには
基になる食材が必要になります。
そのことは、何の変哲もない当たり前な話です。
原理原則はそれと全く同じことで
トレードで利益を生み出すためには
必ず利益を生み出すための基が必要なのです。
利益を生み出すために必要な基とは
「お金」そのものです。
FXで利益を生み出すためには
まずは証拠金が必要になりますが
損失を被るお金も必要になります。
それらをすべて合わせたお金が
多いのか、それとも少ないのかで
建てることが可能なサイズも決まってきますし
その後の利益の金額も左右されるのです。
だから、
必ず必要な経費であっても
なるべく少なく抑えなければ
いけないわけですね。
損したことで感情的になって、
取り戻そうとして必要以上に
大きなポジションをとる行為。
それは、ただの経費の無駄遣いなわけです。
無駄遣いを繰り返していれば
結局お金ばかり失ってしまうことに
なってしまうわけですね。
だから、
うまくいった後はより積極的になり、
失敗した後は消極的になる傾向は
特に問題はないというわけです。
繁盛しているラーメン店が
営業時間を長くしたり店舗数を増やしたり。
それはうまくいっているという
事実からの拡大戦略でもあるわけです。
でも、
繁盛していないラーメン店が
営業時間を長くしたり
店舗数を増やしたりしても
余計な経費が増えるだけで
利益が増えることはまずありませんね。
トレードとは人生の縮図のようなものであって
誰もがお金を増やせるような
魔法の世界ではないということです。
そういう根本的な原理原則を
あなたがしっかりと理解していれば
これからあなたがやるべきことは
とても明確になるはずです。
ぜひこの機会に、
FXトレードにおける損失に対する考え方、
そして、
ご自身の損失に対する受け取り方について
いま一度じっくりと考えてみてください。
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