YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事では、ジェイク・バーンスタインによる
相場の格言をお届けします。
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トレードはプロが勝ち、大衆は負ける。
トレードの世界は、プロに囲まれて
ポーカーをしているようなものである。
初心者はいいカモである。
プロと一緒にゲームをする場合は、
プロのように行動し、考え、
トレードする必要がある。
(ジェイク・バーンスタイン)
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トレードという世界は特殊な世界です。
なぜ特殊なのかと言えば、
それは戦う場所はひとつだからです。
ボクシングを例に挙げてみますと
体格の違いで戦いの場は
いくつもに分類されています。
たとえば、
フライ級、ミドル級、ヘビー級といったように
細かく分類されていますね。
体の小さいフライ級のボクサーと
体が大きいヘビー級のボクサーが
試合をすることはまずあり得ません。
でも、FXの場合は初心者もプロも
同じ相場でお金を奪い合うことになります。
ラスベガスでカジノをした経験が
ある人はご存知でしょうが
ポーカーやブラックジャックなどのテーブルも
階級別とは言わないまでも分かれています。
それは、最低賭け金の違いによるものでした。
そのようにカジノのギャンブルでさえ
階級差はしっかりと用意されているのに
FXには階級差というものは
一切用意されてはいないのです。
初心者トレーダーは
「買えば下がるし、売れば上がるし
まるで自分のポジションを
誰かに見られているようだ。」
などという人がたくさんいます。
そのような初心者トレーダーに言いたいことは
あなたはカモられたということです。
恐怖、欲望、焦燥、殺到、
消沈、忍耐、緊張、弛緩などなど
トレーダーの心理状態はさまざまです。
でも、相場に現れる値動きのパターンが
そのような心理状態を常に表しているのです。
もっと分かりやすく言えば
初心者が反応しやすい値動きのパターンがあり
そういうところで初心者が反応することを
我々側では把握をしているというわけですね。
なぜ、把握しているのかと言えば
それは昔も今も同じだからです。
なぜ同じなのか?と言えば
それは人の心理状態が昔も今も
変わらないからということです。
でも、そのような初心者トレーダーは
その人自身がカモとして標的にされているとは
微塵も思わない人ばかりです。
カジノでもカモにされる人は
ゲームの途中では気付かないそうで
ゲームが終わった後に気付くそうですが、
FXでもそれは同じことです。
つまり、どちらにせよ
カモにされる人が負け組だということです。
機械的にチャートパターンを
ただ判断しているだけでは
そのような心理状態を読むことは
到底できるようにはなれません。
僕が自動売買系のトレードを
薦めない理由はその部分にあります。
自動売買系のものは楽ですが
トレードにおいて一番大切にしなければいけない
メンタル面やマインド面の成長が
見込めないからです。
だから、簡単なルールの取引であっても
自分の手でポジションを仕込んで
自分の手で決済を仕込むべきです。
その、ひとつひとつのポジションで
しっかりと心で感情を感じ取るようにしてください。
その積み重ねを繰り返すからこそ
恐怖、欲望、焦燥、殺到、
消沈、忍耐、緊張、弛緩などなど
そのように感じた感情の時に
どのような値動きが起きているのかが
徐々に理解ができるようになってきます。
プロにカモられたくなければ
まずはあなたがカモにされないように
しなければなりませんからね。
カモとして標的にならないように
自分の手で売買をする
トレードの経験値向上を
まずは目指していきましょう。
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