YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事では、ジェイク・バーンスタインによる
相場の格言をお届けします。
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値動きの原因となる
ファンダメンタルの変化や状況について
一般のトレーダーが
ニュースを知る前にキャッチして、
それに基づいて行動できるインサイダーなど、
ごくわずかしかいない。
(ジェイク・バーンスタイン)
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相場が何かしらの経済指標発表で
瞬間風速的に大きく動く時があります。
今では毎月第一金曜日に発表される
米)雇用統計がその代表格ですが
以前は貿易収支の発表時が同じような
役目を担っていた時代もありました。
リーマンショック以降の数年内は
ムーディーズなどの民間格付け機関による
格下げ発表が相場を大きく動かしました。
相場が大きく動く時に
その流れに瞬間的に乗れば勝てる!
そのようなことを推奨するトレーダーも
相場にはたくさんいます。
でも、その考え方はナンセンスです。
なぜなら相場が大きく動く時は
FX業者の儲け時だからです。
指標発表後に大きく動く値動きを見て
儲け損ねないようにと慌ててポジションを
建てた経験はございませんか?
そして、そのような時にエントリーした途端に
大きな含み損を抱えてしまった経験をしたことが
一度くらいはきっとあるのではないでしょうか?
今ではかなり改善されてきましたが、
こちらの画像はあるFX業者の
米)雇用統計発表時のスプレッドの広がりを
瞬間的にキャプチャーした画像です。
その画像を見れば一目瞭然ですが
狭いスプレッドの代表格であるドル円でさえ
14.9pipsの開きになっています。
ユーロドルも19.8pipsの開きになっています。
その他の通貨ペアでは
70.0pipsとか60.0pipsとか50.0pipsとか
尋常ではない大きなスプレッドになっています。
以上は少し前のデータになりますので
今ではかなり改善はされてきています。
でも、このキリの良い数字を見て
あなたは不自然に思いませんか?
しかも毎回これらの通貨ペアに関しては
同じようなスプレッドの開きになっているとしたら
とても不自然に感じませんか?
僕はFX業者の社員でもありませんし
業者のシステム開発者でもありません。
ですから、ここからの話は
上記のような事実を踏まえてからの
あくまでも推測の域での話になります。
もし毎回キリの良い数字が続くとしたら
それはFX業者側で意図的にそうしている可能性が
極めて高いのではないかと僕は考えています。
特に少しトレードに慣れてきた人は
トレードチャンスを広げようとして
取引通貨ペアの対象を広げる傾向にあります。
そのような初級者に毛の生えたような人を対象にして
意図的にFX業者側でポジション狩りが行われている!
と考えることもできるのではないでしょうか?
もちろん、この業者の仕組みを
逆手に取って利益を上げる方法が
実際にないわけでもありません。
というか、そのような裏技はあります。
でも、そのような裏技手法を教材にして
僕は販売しようとは思いません。
なぜなら、FX業者のシステムの変更で
将来的に使えなくなってしまう可能性が
極めて高い手法になるからです。
FX業者は多くの社員を雇用して
利益を追求するための営利団体です。
ですから当然にして、利益を追求しない
慈善事業団体というわけではありません。
スプレッドやスリッページなどの
我々に掛かるコストは業者の利益になります。
我々トレーダーは
そういう事実をしっかりと認識して
業者とは上手にお付き合いをしていくべきでしょう。
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