YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事では、ジャック・D・シュワッガーによる
相場の格言をお届けします。
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過去を振り返る形で
チャートを分析することは簡単である。
それは実時間でチャートを分析し、
その結果を基に実際のトレーディングの
判断をすることは完全に別物である。
(ジャック・D・シュワッガー)
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過去検証は大事です。それは否定しません。
でも、過去検証と実時間での
リアルトレードは明らかに違うものです。
我々トレーダーは、
過去の値動きからは利益は得られず
これからの値動きからしか
利益を得ることはできません。
つまり、いま見ているチャートの
右側部分からしか利益を得ることが
出来ないわけです。
過去検証では、チャートの
右側部分が見えてしまいます。
過去検証ソフトで、
チャートの右側部分を隠して
シミュレーションができる
便利なソフトウェアは流通しています。
でも、だからといって
実時間とまったく同じ環境で
トレードを実践できるわけではないですね。
簡単に言えば、結果を知っている試合を
録画して後から見ているようなものです。
「一切の結果を耳に入れずに
録画して後から見るから十分に楽しめるさ。」
そう言う人もいるでしょうが
あなた以外の人は結果を知っています。
だからあなたの空間だけが
タイムスリップするわけですね。
過去検証でのシミュレーションも同じことです。
実時間でのリアルトレードでは
いろいろな緊張感を含みながら
相場は休むことなく動いています。
すぐ後にある重要指標発表を控えて
売り買い勢力の微妙な駆け引きもあれば
土日を挟んで世界情勢
に関するニュースが飛び込んできて
週明けに大きく窓を開けて
始まるような値動きもあります。
そういう空気を読む観察力は
トレーダーには決して欠かすことが
できないものです。
つまり、常に緊張感の中で
トレードを繰り返すことにより
そういう観察力が身に付いてきます。
でも、その相場観察力は
過去検証ばかりでは培えないものです。
下ヒゲが長くついているようなロウソク足は
その一本だけのロウソク足を後から見れば
反転の兆しのロウソク足かも?と誰もが考えることです。
でも実際の相場では、そう簡単ではありません。
リアルタイムでチャートを見ている人の中で
売りの勢力がたくさんいたから
下ヒゲがついたロウソク足になっているわけです。
つまり、そのロウソク足を見ていた人は
思いっきり陰線になっているロウソク足も
ザラ場の中で見ていたわけです。
※ ザラ場とは始値から終値までの値動き
だから、トレードでお金を稼ぐためには
実時間でチャートを分析して、
そして、その結果を基に
実際のトレーディングの判断をすることが
とても重要なことなのです。
「がんばれ」という言葉を
レースが始まる前の人に言うのは
とても効果がありますね。
でも、既にレースは終わっていて
最下位になってしまった人に向かって
「がんばれ」と言ったら、あなた殴られますよ。
「がんばれ」という同じ言葉でも
空気を読まずに使ってしまえば
その効果はまったく違ったものになってしまいます。
リアルトレードも過去検証も
それと同じような大きな違いがあります。
ぜひ少しでも多くリアルトレードを経験して
相場の空気を読む観察力を
身に付けるようにしてください。
それは経験を積めば積むほど向上する能力ですが
過去検証ばかりやっていたのでは
絶対に身に付かない能力なのです。
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[…] こちらの記事でもお伝えしましたが 相場のKY(空気読めない)のままでは勝ち組にはなれませんからね。 […]
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