YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事では、ジョッシュ・リュークマンによる
相場の格言をお届けします。
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トップクラスのトレーダーのなかには
最も単純なトレーディングプランを使う人がいる。
トレーディングは複雑であってはならない。
テクニカル分析の基本原則と
少数の精選された指標を使えば、
ノイズを取り除くことができる。
(ジョッシュ・リュークマン)
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個別指導のコンサルティングをしていて
トレード判断のチャートを見せて頂くことも多いのですが
結構な頻度で「なんだこれは!」と思うことがあります。
チャートにいろんなインジケーターを
これでもかというくらいに表示させているわけです。
もちろん、いろんなトレードのやり方がありますので
そのことを頭ごなしに否定するつもりはありません。
ですが、いろいろと表示させればさせるほど
素のチャートそのものの値動きからは意識が
遠ざかってしまうことになってしまいます。
それは別の表現を使えば、
つい厚化粧をしてしまう女性のようです。
本質は素顔であって、化粧をした姿は仮の姿です。
チャートも同じように、素のチャートに
抵抗帯や支持帯という値動きを決める本質があり
インジケータはあくまでも補完的なものです。
化粧のやり方によっては全く違った顔に見えるように
インジケーターの使い方によっても
相場に対して見方は大きく変わってきます。
でも、どのような化粧のやり方をしても
素顔は素顔であって何も変わらないし、
素のチャートもインジケーターを外せば
値動きの本質は何も変わらないわけです。
きれいな景色も曇りガラス越しに見れば
その美しさは分からなくなってしまいます。
曇りガラス越しに見る景色に慣れるよりは
いつも景色そのものに触れていたいですよね。
複数のインジケーターを使えば
勝ちやすくなるということはありません。
むしろ、複数のインジケーターが示すサインが
すべて同じ方向に出揃ったような場面では
それはもはや逆側への反転を示唆していることも多いのです。
なぜなら、インジケーターは遅行指標だからです。
ロウソク足が刻んできた値動きを基にして
インジケーターの数値は決められているのです。
ですから、これからどう動くかを示したものではなく
これまでにどう動いてきたのかを示すものだからです。
だから、それらの方向感が一致するということは
もうすでにその方向感に向かった値動きが
かなり進んだ状態であることが多いのです。
つまり、インジケータは未来を予測するものではないのです。
それなのに、未来を予測するツールで
あるかのようにとらえている人が
相場にはとても多く存在をしています。
ですから、値動きの本質をとらえるためには
インジケーターでは役者不足なのであって
素のチャートを頼りにすることが最善策なのです。
特にいろんなインジケーターをチャート上に
表示をさせているのに、それで勝てていない人。
そのような人は思い切って、チャートから
余計だと思うインジケーターは外してみてください。
勝てていないやり方に固執するよりも
それでずっと良い結果につながるかもしれませんので。
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