YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事では、ポール・ルビンによる
相場の格言をお届けします。
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強気相場で天才だと思うな!
(ポール・ルビン)
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あの100年に一度の恐怖相場と言われ
市場を大混乱に陥れたリーマンショックは
2008年に起こりました。
リーマンショック前の為替相場は
日本円を売っておけば儲かる時代でした。
まさにキャリートレード全盛の時代で
無知なトレーダーでも儲けられた時代です。
キャリートレードとは金利の安い通貨を売って
金利の高い通貨を買い持ちするトレードです。
当時は日本円だけが低金利政策で
他諸国は日本円よりもずっと高い
政策金利を採用していたのです。
でもリーマンショック以降の主要通貨は
すべてが低金利政策へと移行をしましたので
その後キャリートレードは化石化してしまいました。
為替に関して無知な人たちでも
とにかく日本円を売って外貨を買い持ちすれば
儲けることができた時代は終焉を迎えました。
「上げ潮は、すべての船を持ち上げる。」
そのような言葉がありますが
まさに相場はそのような状態でした。
その頃に流行したのが自動売買です。
ただ日本円を売って外貨を買い持ちするだけの
何の変哲もないロジックを採用したシステムが
50万円以上で販売されていました。
でも、そのようなシステムトレーダーは
リーマンショックで破綻に追い込まれました。
それもそのはずで、
リーマンショックは大暴落相場です。
為替相場のみならず、株式相場、
商品先物相場などのすべての相場で
怖ろしいほどの大暴落を続けていったのです。
金融市場には相関関係があって
どれかが下がれば何かが上がるという
そういう均衡状態が存在をしています。
でも、リーマンショックの時は
すべての市場で下げの一辺倒でした。
ただの上げ潮に乗っかっているだけで
何の知識も持たない無知な相場参加者は
もはやなすすべなく破綻に追い込まれたのです。
どのような時代においても
無知のままでは生き残ることはできません。
そのような状態のままでは、あとで必ず
足元をすくわれる事態が待ち構えています。
今の相場は当時とは違い
単純明快な相場ではなくなりましたから
勘違いをするトレーダーは少なくなりました。
だからこそ、現在の相場で生き残って
なおかつ利益を積み重ね続けるためには
それ相応な努力が必要とされるのです。
もちろん、がむしゃらな努力ではなく
洗練された努力が必要とされています。
僕自身はこれからも
有益な情報提供を継続し続けることを心掛けて
投資教育者としてあなたの努力を応援します。
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