YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事では、エド・スィコータによる
相場の格言をお届けします。
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良いトレードの要素とは、
(1)に損切り、(2)に損切り、
そして(3)に損切りだ。
もし、この三つの法則に従うなら、
誰にでもチャンスはめぐってくる。
(エド・スィコータ)
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僕がエド・スィコータという人物を
初めて知ったのは、
ジャック・D・シュワッガーの著書
「マーケットの魔術師」を
初めて読んだ時でした。
エド・スィコータは
システムトレーダーの先駆者ですが
その書籍の中からの格言をひとつ紹介しました。
稀にまったくのトレード初心者から
弊社にご相談を頂く機会がございます。
そのご相談内容で一番多いのは
「トレードを始めたいんだけど
いくら損するか分からないから怖い」
というご相談です。
そのようなご相談に対しては
次のような回答を差し上げております。
「トレードをする前に
損しても許容できる金額をあらかじめ
決めてからやり始めればいいのです。
たとえば100万円で始めるなら
損は1%の1万円までとか、
2%の2万円までとか。
許容できる範囲以上の損は
出さないようにすれば良いのです。」
そのようにお伝えをしただけで
まったくの初心者は恐怖心が和らぎます。
高いところから飛び降りるのに
1m下に床があって見えていれば
飛び降りることはできます。
でも、
底がどこにあるか見えなければ
怖ろしくて飛び降りることなど
できませんね。
トレードも同じようなもので
あらかじめ損失を限定していなければ
怖ろしくて仕掛けられないのは当然です。
少しでもFXを経験していれば
以上のことは当たり前のことだと
きっと思うはずです。
でも、FXを継続していく中で
どこかで慢心が芽生え始めて
いつの間にか損失に対しての手綱を
緩めてしまう人は多いものです。
具体的には
・損切りを設定しない
・損切りを遠ざけてしまう
・最初に決めた損失許容量を守らない
というような行為です。
損をする金額以上に
利益を得ることができなければ
資金を増やすことは不可能です。
ですから、
まずは損失を出しても
許容できる金額を決める。
そして、その許容した損失額以上に
利益を得られるようにトレードを繰り返す。
つまり、良いトレードには
決めた損失許容額以内に抑える損切りは
絶対に欠かせないということです。
会社経営でも
経費以上の収益を上げなければ
黒字運営していくことは不可能です。
家計もまったく同じことで
毎月得られる給与所得の中で
やり繰りしなければなりません。
どちらも同様に、
いくらまでに支出を抑えるということは
あらかじめ決めてあるはずですからね。
トレードもまったく同じことです。
特に初心者トレーダー、そして
まだ安定して勝てていないトレーダーは
以上の勝つためには当たり前のことを
まずは強く意識をして取り組むように
してみてください。
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