YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事では、デーブ・ランドリーによる
相場の格言をお届けします。
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トレーディングでは
ほとんどの人が計画を立てない。
彼らはどこで仕掛け、どこで手仕舞い、
いくらリスクをとるつもりか分かっていない。
(デーブ・ランドリー)
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行き当たりばったりとした
トレードを繰り返す人は大勢います。
特にトレードを始めたばかりの人は
ほぼ100%に近い確率でそうですが
経験が長い人の中にもたくさんいます。
相場の世界では負け組のことを
「大衆」と呼んでいます。
大衆という言葉の意味は
「多くの一般的な人」という意味です。
つまり、トレードで勝ち組になるためには
一般的なやり方では通用しないということを
暗に意味しているというわけです。
ほとんどの人がトレードの計画を立てないなら
勝ち組になりたければ立てるべきです。
大衆はどこで仕掛け、どこで手仕舞い、
いくらリスクをとるつもりか分かっていない。
だから勝ち組になりたければ、
どこで仕掛けるか、手仕舞うのか、
リスクはどれだけとるのか。
そういうことはすべて
やる前から分かっていなければ
いけないということです。
でなければ、ふらふらと街に出て
お金と時間が許す限りパチンコを打つ。
それと同じようなことを
家という場所でパソコンに向かって
ただ繰り返す日々を過ごすだけです。
そして勝った負けたで一喜一憂を繰り返し
でも時間を浪費したわりには
お金はたいして増えてはいない。
そういうことに気付く日が訪れるのです。
相場の世界では、大衆のままでは
勝ち続けられないことを示唆した格言が
とても多く語り継がれてきました。
・人の行く裏に道あり花の山
・人が十人片寄るときは、決して必ずその裏くるものなり
・野も山も皆一面に弱気なら、阿呆になりて米を買うべし
万人が万人ながら強気なら、たわけになりて米を売るべし
・人が売るときに買い、人が買うときには売れ
・友なき方へ行くべし
・相場師は孤独を愛す
これらの格言はどれもこれも
決して逆張りを推奨しているわけでは
ありませんのでご注意ください。
でも、真に理解して頂きたいことは
大衆の順張りとは、勝ち組の逆張りであり
大衆の逆張りとは、勝ち組の順張りである
ということです。
すなわち、
相場を観る目が大衆と勝ち組では
大いに異なるということです。
だから、勝ち組側になりたければ
相場をよく観察しながら
相場について学び、スキルを磨き続ける。
それしか道はありません。
そのためには
トレードの計画をしっかりと立てて
どこで仕掛け、どこで手仕舞い、
いくらリスクをとるのかを
まずは明確にすることです。
そしてあとは
その計画やルールに従って
一貫した姿勢を持ちやり続けるだけです。
そうやって経験から
多くを学び取るようにしてください。
すべての道はローマに通ずとさえ
言われたほどに繁栄したローマ帝国でさえ、
築くまでには七百年もの歳月を費やし、
長い苦難の歴史があったのです。
だから栄光や繁栄とは、短期間で
簡単に完成するものではないということです。
その事実から、
「ローマは一日にして成らず」
という言葉が生まれました。
すぐに誰でも手に入れられるものなら
今頃は誰もがトレードで
億万長者になっているはずです。
どのような分野のことでも
たいていの人は継続できません。
だから継続し続けるだけでも
あなたは大衆の先頭までは
時間の経過とともに辿り着けるでしょう。
だから、まずは続けることを
最優先にして取り組むようにしてください。
もちろん、間違ったやり方ではなく
正しい方法で、です。
三振王の真似ばかりしているようでは
あなたは三振王にしかなれませんからね。
というわけで、これからもずっと
精進を積み重ねていくようにしてください。
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