YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事では、ジェイク・バーンスタインによる
相場の格言をお届けします。
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トレーディングで利益を上げるには、
一般的なセンチメントに
逆らわなければならないこともある。
つまり、皆が買おうとしているときに売り、
売ろうとしているときに買う。
相場が急激に下落しているときに
トレーディングシステムや手法で
買いのシグナルが出ているならば、
買わなければならない。
暴騰時に売りのシグナルが出ているならば、
売らなければならない。
(ジェイク・バーンスタイン)
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センチメントという単語のニュアンスが
分からない人もいるかもしれませんが、
市場心理や感情という意味が込められています。
そして、この格言はとても深い格言です。
多くのトレーダーがシステムや手法に
忠実に従うことができない理由が、
「シグナルが感情に反するものだから」
ということが、よく理解できる格言です。
自分が買いの相場だと思う時に
売りのシグナルには強い違和感を感じ
売りの相場だと思っている時に
買いのシグナルが出れば強い違和感を感じてしまう。
センチメントを信じれば良いのか?
それともシグナルに従うべきか?
あなたは、そのどちらが正しいと思いますか?
センチメントを信じれば良いということであれば
システムや手法はまったくもって
意味をなさないものになります。
なぜなら、シグナルには従えないわけですから
システムや手法は無用の長物になってしまうからです。
でも、一般のセンチメントはほとんど意味をなさないのです。
その理由は、
「相場参加者の大半は負け組」だからです。
負け組のセンチメントにいつも従っているようでは
当然にして上手く利益を上げ続けることは
難しいことになります。
多くの相場参加者が
次のようなことを口にしています。
「自分が買えば下がるし、売れば上がる、、、」
その発言がすべてを表していますが、
要は、大衆のセンチメントに従っていると
そのようなことが頻繁に起きるということです。
大衆は表面的な部分だけでのダウ理論を語ります。
それは、安値切り上げ、高値切り上げで
上昇トレンドとか、
高値切り下げ、安値切り下げで
下落トレンド、というものです。
それを完全に間違っていると
すべて否定するわけではありませんが
表面的な部分を捉えたものでしかありません。
たったそれだけでトレンド判断できるなら
今ごろ世の中は、トレード億万王者で
あふれ返っているはずです。
もし何かしらのシステムや手法で
トレードを継続していこうと決断したなら
そのシグナルに従ってやり続けることが重要です。
ましてや今まで継続して
勝つことができなかったのであれば
システムや手法を疑うのではなく
まずは自身の姿勢を疑うべきです。
現代は情報化が進んでネットで検索すれば
いろいろな情報が無料で入手できる時代になりました。
似たような記事を掲載しているページも
とてもたくさんありますし、
そもそも稼げていない人が
記事を書いているのかもしれません。
ですから、すべての情報を鵜呑みにすることは
とても危険なことでもあるのです。
もちろん、僕が発信している情報も
まったく信じないということであれば
それはそれで別に構いません。
でも、ひとつだけ確実に言えることは
「大衆は常に間違っている」ということです。
間違っているからこそ
「多くの人が大衆のまま」なのです。
であれば、大衆の考え方、相場の捉え方からは
一秒でも早く抜け出そうとすることが
勝つためには重要なポイントになってきます。
それが「買えば下がる、売れば上がる」を
解決する方法だということにもなります。
この記事の冒頭で紹介した格言では、
以上のことをとても上手に表現しています。
結局は大衆が違和感を感じるところに
大きなチャンスが潜んでいるということです。
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