YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事では、デーブ・ランドリーによる
相場の格言をお届けします。
---------------------------
ファンダメンタルズは
トレーディングにとって
重要ではない。
ファンダメンタルズが
どう認識されているかが
重要なのだ。
(デーブ・ランドリー)
---------------------------
弊社が無料で配信しているメルマガでは
ファンダメンタル要素についても
読者様に記事をお届けする時があります。
ですから、
僕自身がテクニカル分析ではなく
ファンダメンタル分析でポジションを
仕掛けていると思う人もいるかもしれません。
でも僕自身はテクニカルトレーダーです。
ファンダメンタル要素をメインに据えて
トレードを仕掛けることはまずありません。
ならば、なぜファンダメンタル要因を
多少なりとも分析しているのかと
あなたはきっと思うことでしょう。
それはもちろん理由があってのことですが、
その主な理由は2つあります。
ひとつは、なぜ相場がそう動くのか?
ということを事前に把握するために
ファンダメンタル要因を考察しています。
分かりやすく言えば、普段の生活で
天気を気にするような感覚です。
今日は晴れそうだから日傘の準備を、とか
今日は雨が降りそうだから傘を準備しよう、とか
台風が近づいて来ているな、とか、
そのような感覚です。
何も準備をしていない状態では
雨や台風が来るたびに何かしらの
悪い影響が及びます。
つまり、事前に構えておく意味で
ファンダメンタル要因を捉えています。
そして、もうひとつの理由は
相場の大局観を把握しておくためです。
こちらの理由のほうが重要なのですが
ファンダメンタル要因を織り込みながら
相場は値を刻んでいきます。
ということは、上昇相場であれば
大局的に上昇を後押しするような要因が強く
下落相場であるならば
大局的に下落を後押しするような要因が強い
ということです。
ですから、指標発表などによりそのような
大局的な方向感に反するような値動きが起きれば
それは利益を上げる最大のチャンスです。
なぜなら、
相場の値動きの本質は価値の是正にあるからです。
大局的な動きに反する値動きが起きた時は
それは値と価値の間に乖離が起きた状態に
一時的になっている可能性が大きいということです。
当然にして、我々勝ち組側のトレーダーは
そのような時に満を持してポジションを仕込みます。
「結局はファンダメンタル要素で
トレードをしているっていうことじゃないか!」
あなたはそのように感じるかもしれません。
ファンダメンタル要素を一切考慮しない人が
テクニカルトレーダーだと言うのであれば
そう思われても仕方ありません。
でも、仕掛けや手仕舞いはすべて
テクニカルポイントで判断しています。
優位性をどれだけ高めたところで
トレードを仕掛けることができるのか?
その考え方が大前提であって、
利用できる選択肢をただ増やして
選んでいるだけだということです。
そのようにしている理由ですが
それはもちろんトレードの目的が
勝って資金を増やすことにあるからです。
ファンダメンタルトレーダーであろうが
テクニカルトレーダーであろうが
資金増加がトレードをしている
最大の目的であることは言うまでもありません。
コメントフォーム