YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事では、デーブ・ランドリーによる
相場の格言をお届けします。
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悪い時期のあとには良い時期が訪れる。
良い時期のあとには悪い時期が訪れる。
(デーブ・ランドリー)
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この格言を見て、
そんなの当たり前だと思う人も
多いのかもしれません。
でも、常に良い時期だけを思い描いて
トレードにのぞんでいる人も
実際には多く存在をしています。
つまり、そのようなトレーダーは
利益に対する期待度は異常なほどまでに高く
損失に対する警戒度は異常なまでに低いのです。
そのようなトレーダーは
儲ける事ばかりをいつも考えていて
悪い時期に対する意識を
ほとんど持っていない人が多いのです。
こちらは参考データですが
過去5年間のドル円とユーロドルの
変動値幅は以下の通りです。
USD/JPY(米ドル/日本円)
・2014年 2108.1pips
・2015年 972.0pips
・2016年 2203.4pips
・2017年 1129.4pips
・2018年 992.1pips
・平均 1481.0pips
EUR/USD(ユーロ/米ドル)
・2014年 1896.4pips
・2015年 1607.3pips
・2016年 1261.3pips
・2017年 1752.2pips
・2018年 1340.3pips
・平均 1571.5pips
両通貨ペアごとに変動値幅の平均値は
そう大きな差はありません。
ですが、ドル円の通貨ペアのほうが
年によっては変動値幅に倍以上の開きが
生じています。
ドル円で一番大きな変動値幅のあった2016年は
6月にイギリスで
EU離脱に対する国民投票があり
11月にはアメリカで
トランプ大統領が勝利した
大統領選がありました。
一方で、そのような大きなイベントが
あったにも関わらず
ユーロドルは
2016年が直近過去5年間の中では
変動値幅が最低でした。
そして共通していることは
昨年2018年は両通貨ペア共に
過去5年間の平均変動値幅を
下回っているということです。
つまり、どちらかと言えば
利益を上げにくい相場だったとも言えます。
そんな相場状況の中でも
2018年もしっかりと稼ぐことが
できたのであれば立派なことです。
今日の格言を見て
何の変哲もないように感じた方に
良い時期と悪い時期があるということが
しっかりと伝わるのであれば幸いです。
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