自動売買ソフトのカーブフィッティングに騙される人

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YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。

 

 

この記事では、ジェイク・バーンスタインによる

相場の格言をお届けします。

 

 

 

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　コンピューターの時代が到来し、
　表面上完全なトレーディングシステムを作成して
　一般大衆をだますのはより簡単になった。

 

　システムは、理論上は効果的に見えるが、
　実際にはベストのバックテスト・シナリオを

　示すように　最適化されているのだ。

 

　うまくいく可能性は非常に低い。

 

　(ジェイク・バーンスタイン)

 

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カーブフィッティングという言葉を
聞いたことがある人は多いと思います。

 

 

カーブフィッティングとは過剰最適化のことです。

 

 

つまり、その年に最大の利益が結果として上がるように、
システムの設定値を過剰にコントロールすることです。

 

 

当然ながら、その年の最適値に設定をしても、
その他の年には通用しないことが多いですね。

 

 

なぜなら、そこには相場の本質は一切無視をされて、
ただ単に機械的に上手くいくように
組合わされているだけだからです。

 

 

残念ながら世の中の大半のEAなんて、
すべてがそうだとは言いませんが
そういうものがとても多いのです。

 

※ EA ＝ 自動売買ソフト

 

 

だから自動売買のような類のものは、
見た目の成績が良くても、やればやるほど
粗が出るものが多いのです。

 

 

つい直近の実績にだけ
最適化したプログラムですから
当然と言えば当然ですよね。

 

 

まさに見せかけだけの
カスのハッタリ商品です。

 

 

過剰最適化した年と
まったく同じ動き方をした相場が再現すれば
ものすごく稼げることにはなります。

 

 

でも、そんなことは期待できないことぐらいは
僕が言うまでもなくお分かり頂けることでしょう。

 

 

では優れたシステムトレードを手に入れるためには
どうしたら良いと思いますか？

 

 

とにかく高額なシステムを買えばいい？

 

世の中で販売数が多いシステムを買えばいい？

 

 

いやいや、どちらも正解とは言えませんね。

 

 

優れたシステムトレードを
手に入れるために最も必要なことは
あなた自身が裁量スキルを磨くことです。

 

 

優れた裁量スキルを身に付けているからこそ
どれが優れたシステムトレードなのかが分かり
あなたはそれぞれを取捨選択することが可能になります。

 

 

そういう裁量スキルが身に付いていない人は
優れたシステムかどうかは
当然のことながら判断できません。

 

 

そして、裁量スキルのない人間が
運よく優れたシステムトレードを手にしても

 

その後も継続してシステムを
稼働させ続けることはできません。

 

 

なぜなら、裁量スキルが無いので
少し運用パフォーマンスが悪くなってくると

とても心配になって、

そのまま継続してシステムを稼働させることが
精神的にも出来なくなってしまうからです。

 

 

あなたがシステムトレードの購入で
騙されてお金を奪われないようにするためには

 

しっかりとした裁量スキルを
まずは大前提として身に付けておくことです。

 

 

つまり、どのみちトレードで大金を稼ぎたければ
裁量スキルを磨き上げていくことでしか
実現可能な道はないということです。

 

 

 

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