YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事では、ジェイク・バーンスタインによる
相場の格言をお届けします。
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テクニカルトレーダーの良い点は、
規律を重んじる傾向があり、
感情的な反応(これは損失に
結び付くことが多い)をしない、
という点である。
各自の指標に焦点を絞り、
状況に対して感情的にならず、
厳格な規律に従ってメカニカルな
システムでトレードする傾向がある。
(ジェイク・バーンスタイン)
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FXトレードを始めたばかりの頃は
特に厳格なトレードルールというものを
定めることのないトレードをするものです。
よく分からないけど買ってみるか。
なんだか上がりそうな予感がするから買ってみるか。
急騰している値動きを見て
慌てて飛びついて買ってしまうことも
きっとあったことだろうと思います。
でも、冒頭に述べたような曖昧なトレードでは
数回の連勝が続くこともありますけど
その後に長続きすることはありません。
運が良い状態が続くことはありますが
その状態がずっと続くこともありません。
名著「マーケットの魔術師」の著者である
ジャック・D・シュワッガーは次のように述べています。
長期にわたって誰が勝ち、誰が負けるかということは、
スキルによるもので、運ではないということに
トレーダーたち自身少しの疑いも持っていない。
お小遣い程度のお金が
ただ欲しいだけということであれば
運まかせなトレードでもよいでしょう。
でも、もっと大きくお金を稼ぎたい、
この先もずっとFXで稼ぎ続けたい。
そうあなたが願うのであれば
やはり、それ相応の努力が
必ず必要にはなってきます。
そのためには感覚的なトレードを
まずはやめることです。
つまり、なんとなく買うとか、
上がりそうな予感だから買うとか、
まずはそういうトレードを
やめるということです。
なぜなら、そのようなトレードでは
勝っても負けても、
何が良くて何が悪かったのか
ということが見えてこないからです。
こうなったら買う、こうなったら売る。
こうなったら決済をする。
損切りを置く値位置はここに。
ポジションサイズはこの大きさで。
そのようにシステマチックな
トレードルールというものを定めます。
でも、最初に決めたルールが最初から
大儲けできるようなルールになることは
まずありえません。
ですから上手く機能しない部分は
改善していく必要があります。
その時に気を付けて頂きたいことは
一度や二度のトレードで
上手くいくいかないの判断は
できないということです。
ですから、しばらくそのルールで
運用を続けてみてからご判断ください。
当然にして改善するのは
ひとつずつのルールにしてください。
なぜなら、ふたつ改善をしてしまえば
改善したルールのどちらが
良くて悪かったのかが分からないからです。
もちろん、そのテスト段階で
ルールが守れなければ意味がありません。
ですから、そのためには
ルールを守り通すという自己規律が
絶対的に必要とされるのです。
とても面倒で手間も時間も掛かり
先は長いなと感じてしまうかもしれませんが
勝ち組は全員がやってきたことです。
この先もずっと
FXで稼ぎ続けたいのであれば
避けることはできない道なのです。
もちろん、投資書籍やトレード教材で
近道をする方法はいくらでもあります。
いま教材にお金をすぐに使って、
時間短縮を図ろうとするのか、
それともいま教材にお金は使わずに
相場に貢ぎながら多くの時間も掛けて
あなた自身で見出そうとするのか。
どちらにせよ、勝ち続けるためには
何かしらのトレードルールと自己規律は
絶対に欠かせないものになるのです。
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