YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事では、ジョッシュ・リュークマンによる
相場の格言をお届けします。
----------------------------------------
長年成功を重ねてきた
熟練したトレーダーが
「金額的に安心できる水準を
超えたポジションをとるな」という
最も古く最も重要な
資金管理の原則を無視したために、
破綻した話はウォール街に
無数にころがっている。
(ジョッシュ・リュークマン)
----------------------------------------
相場参加者がよく口にすることは、
「トレードが上手くなってきたら、
ポジションサイズを大きくして一気に儲けよう」
ということです。
今日の格言では、そのような人たちが
無数に破綻していったことを述べています。
大きなポジションサイズで仕掛けて
その時にしっかりと勝つことができれば
大きな利益を得ることができます。
でもその反面、その時に負けてしまえば
一気に大きな資金を失ってしまいますね。
何年間もコツコツと勝ち続けていた人が
たった一度の大きな仕掛けを失敗することによって
この格言のように破綻に追いやられてしまう。
それは、実際に起こり得ることであって、
そういう事例を集めたら、格言にもあるように、
枚挙にいとまがないのです。
トレードの利益と損失は
値幅からのみ得られるものではありません。
必ず時間という要素を加味しなければなりません。
なぜなら一瞬のうちに、ドル円相場が
100円から120円まで上昇することなどは
現実的なことではないからです。
必ず20円の値幅が動くためには時間を要します。
日足トレードをメインにして
トレードしている人間は値幅だけではなく
時間で稼いでいるようなものです。
なぜなら、損失のトレードは早く終わり
利益のトレードは長く続くからです。
ポジションサイズ × 値幅 × 時間 = 利益
スキャルピングのような短時間トレードでは
この時間というものはあってないようなものです。
つまり、ポジションサイズ × 値幅 = 利益
ということになります。
もう少し分かりやすく言えば
いそがしくないトレードは時間という要素も加味して
利益を狙いにいく、ということです。
それに反して、短時間足でのトレードでは、
時間という要素がない分だけ、
利益を得るためにはポジションサイズを
大きくしてトレードを繰り返すしかないのです。
どちらのトレードスタイルでも大切なことは
「金額的に安心できる水準を超えたポジションは
絶対にとってはならない」ということです。
つまり、己が許容できる範囲以上の損失を
万が一にも被ってしまうようなポジションサイズでは
絶対に仕掛けてはいけないのです。
それは、初心者だけに言えることではなく
たとえ上級者であっても守らなければいけない
絶対的なルールでもあるということです。
自分が考えているように相場は動いてくれない。
ですから、常に負けがあることを意識して
安全で適正なサイズでトレードに励んでください。
--------------------------------------------------------------------------------------
『総額43,600円+プライスレスなFX教材』を期間限定にて無料でプレゼント!
--------------------------------------------------------------------------------------
コメントフォーム