YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事では、エド・スィコータによる
相場の格言をお届けします。
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僕にとって重要なことは、
(1)長期トレンド、
(2)現在のチャート・パターン、
(3)裁量の売買のポイント
をつかまえることだ。
これらが僕のトレードを構成する
主な要素なんだ。
そしてずっと下がった四番目の位置に
ファンダメンタルズがある。
結局、これでは儲かってはいない。
(エド・スィコータ)
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世代最高のトレーダーでもあった
エド・スィコータ氏のトレードを構成する
3つの重要な要素ですが何ら特別なものではありません。
今でも勝ち組トレーダーが
重要視している要素そのものです。
まずは、長期トレンドを把握すること。
つまり、環境認識を
しっかりするということです。
環境認識とは、簡単に言えば
今が買いの相場なのか、
それとも売りの相場なのか、
はたまた待ちの相場なのか。
そのような
その時々のトレードスタンスを
決定する要因になります。
スィコータ氏はその後に
(2)現在のチャート・パターン、
(3)裁量の売買のポイント
を挙げております。
つまり、
(1)から(3)に向かって
マクロからミクロ的な視点へと
徐々に視点を狭めていくということです。
これは分かりやすく言えば
ビデオカメラのズームアップ
みたいなものですね。
全体を見渡していて
焦点を合わせたいところに
ズームアップをしていくといった感じです。
初心者に近ければ近い人ほど
ミクロ視点でトレード手法だけに
こだわる人がとても多いです。
でも、そもそもマクロ的な視点の
環境認識が疎かになっていれば
いくら手法がしっかりしていても
それは宝の持ち腐れになりかねます。
その理由は・・・
氷の上を軽やかに滑りぬける
一流品のスケート靴を履いていても
水の上では使いものにはなりません。
鋭く切れるカッターナイフを持っていても
紙を切ることには使えますが
森の中では木を切り倒すことはできません。
すなわち、氷の上という環境だから、
紙を切るという環境だから使えるものであって
それ以外の似たような環境では
使い物にはならないということです。
だから、ミクロ的な視点だけでの
トレード手法という判断だけでは
使いものにならないケースも実際には多いのです。
そう考えると、勝ち組になるためには
いろいろな要素が求められることが
大いに伝わるのではないでしょうか?
長期安定的に勝ち続けるためには
トレーダーとしての基準をしっかりと
底上げをしていくこと、
そして、
トレード戦闘力を上げることが
求められているわけです。
ぜひトレーダーとして総合力向上を
目指すようにしてください。
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