YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
トレードを仕掛ける際に、多くのトレーダーが
エントリーする判断に用いている戦術は2つあります。
ひとつは、ブレイクを狙った戦術であり、
もうひとつは、プルバックを狙った戦術です。
プルバックとは、上昇相場の中での「押し」や
下落相場の中での「戻り」のことを意味します。
ブレイクを狙った戦術とは、
抵抗になっていた高値や安値を
新たに更新する時に仕掛けるエントリー戦術です。
そして、プルバックを狙った戦術とは、
元通りの方向への値動きの帰順を狙った
エントリー戦術です。
それら2つのエントリー戦術の共通点は
トレンド方向への仕掛けを狙うということです。
ブレイクを狙ったトレードは簡単です。
なぜなら、抵抗になっていた高値や安値を
超える値位置に注文を仕込んでおくだけだからです。
でも、「簡単 = 稼ぎやすい」ということではありません。
簡単な分だけ、大きなデメリットが2つあります。
まずひとつは、「勝率が低い」ということ。
そして、もうひとつは「リスクリワード比が小さい」ことです。
「勝率が低い」という言葉は
人それぞれに受け取り方が違います。
勝率が6割でも、特に初心者に近い人ほど
6割では勝率が低いと思う人はたくさんいます。
僕自身は、勝率は4割を超えていれば
「低い」とは判断をすることはありません。
その理由は、リスクリワード比が高ければ
勝率が4割でも、十分すぎるほどに
お金を増やしていくことができるからです。
その僕が、ブレイクを狙ったエントリーは
「勝率が低い」というわけですから低いのです。
すべてのブレイク戦術が
そうだというわけではありませんが、
一般的なブレイク戦術の成功率は3分の1です。
つまり、勝率換算すれば、33.333%だということです。
そして、「リスクリワード比が小さい」ということですが、
リスクリワード比が大きく育つまで
ポジションを保有しきれない人が多い、というのが
むしろ正しい表現だと言えます。
ですから、ブレイク戦術を使いこなすには
トレードルールにひねりを加える必要があります。
でなければ、満足にお金を増やしていくことはできません。
では、プルバックを狙った戦術はどうでしょう?
ブレイクを狙った戦術よりも、
リスクリワード比は大きく育てやすいです。
その理由は、上昇相場での「押し」や
下落相場での「戻り」を狙った仕掛け方になるからです。
つまり、ブレイクを狙ったエントリーよりも
プルバックを狙ったエントリーをするほうが
「損切り」の値幅を小さくすることができるのです。
損切りまでの値幅が小さいということは
当然にしてリスクリワード比は伸ばしやすくなります。
でも、プルバックを狙ったエントリーは
そう簡単なものではありません。
それが理由で、プルバックを狙うことを避けて
簡単な判断で済んでしまうブレイクでの仕掛け方を
トレードルールに採用する人がとても多いのです。
ブレイクでのエントリーばかりしている人は
かなりトレードコスト面でも損をしていますよ。
なぜなら、ブレイクを狙うような値位置は
多くのトレーダーたちの損益分岐点になっているからです。
あなたのポジションの損益分岐点とは、
あなたがエントリーをした値位置になります。
つまり、その値位置がプラスマイナスゼロの場所で
その値位置を境にして、得をするのか、損をするのかが
決まることになるからです。
当然にして、ブレイクを狙う人が多ければ
その値位置に多くの注文が重なることになります。
多くの注文が重なっているところで約定すれば
それだけ値動きが加速することになるわけですから、
当然にして約定はすべりやすくなります。
すべりやすくなるということは
スリッページが発生しやすくなるということです。
であれば、わざわざそのような値位置で
勝負を仕掛けることは避けた方がいいですよね?
ちりも積もれば山となるですから
わざわざスリッページが発生しやすいところで
ブレイクを狙って仕掛けるのはバカげた行為です。
あなたが、その事実に納得をして共感するなら
プルバックを狙ったトレードを始めてみてください。
そのための教材を用意しています。
この教材は、
・プルバック時のエントリーのルール
・損切りのルール
・利食いのルール
以上をすべて詳細に解説しています。
エントリーは、インジケータを使っての判断ですが、
・インジケーターを1つ使う方法
・インジケーターを2つ使う方法
・インジケーターを3つ使う方法
ということで、3つのルールを解説しています。
この教材は、こちらのページでお申込みいただけます。
ご興味があれば、ぜひご検討ください。
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