YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
今からあなたに質問をしますので
少しだけ時間を使って考えて頂けますか？
「最近どんなことが上手くいっていますか？」
「最近どんな良い事がありましたか？」
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これらの質問は、何の変哲もないような
普通の質問だとあなたは思うかもしれません。
ですが、とても優れた質問なのです。
その理由を今から説明します。
もし冒頭で僕が先ほどの質問ではなく
次のような質問をしていたらいかがでしょうか？
「最近どうですか？」
「最近なにかありました？」
これらの質問は日常的に多くの人が
人と接する際に使っている質問です。
冒頭の質問との違いが分かるでしょうか？
冒頭の質問は、
「最近どんなことが上手くいっていますか？」で、
先ほどの質問は、
「最近どうですか？」です。
冒頭の質問では質問する相手に対して
上手くいったことを質問しているので、質問された側は
上手くいった事を具体的に思い浮かべようとします。
先ほどの質問では質問する相手に対して
「どうですか？」という問い掛けをしただけです。
ですから、質問された側の答えは
「順調ですよ」とか、「ぼちぼちです」とか。
ネガティブ思考の人であれば
「あんまりよくないですね」という社交辞令的な
回答がきっと返ってくることになるでしょう。
つまり、具体的に上手くいったことを質問する場合は
相手の思考状態をポジティブな状態に導くことができますし
その回答を受け取る側の僕らもポジティブに受け取れます。
でも、曖昧に「どうですか？」と質問する場合では
具体的ではなく感覚的な回答しか得られませんし、
話がそこから発展していくことはないでしょう。
「最近どんな良い事がありましたか？」という質問と
「最近なにかありました？」という質問も同様なことです。
僕は会社員として約15年間の営業経験があるので
質問力という対人スキルはとても大切だということを
身を持って経験を積み重ねてきました。
もちろん、仕事だけではなく
家庭でも友人関係でも同様です。
そして、チャートに向き合う時にも、です。
チャートに向き合う時には自分自身に対して
質問を投げ掛けるということになるわけですが、
己に対する質問によって考える内容は異なってきます。
「どうして俺はいつも失敗ばかりするのか？」
そのような問い掛けでは、脳の神経回路は
失敗をする理由ばかりを探し回ることになります。
でも、「最近、上手くいったのはどんなトレードか？」
そのような問い掛けでは、脳の神経回路は
成功した体験ばかりを探し回ることになります。
何かしらの情報を探す時や
何かの理由を考える時も同様です。
「雨が降ると憂鬱な理由」と考えるよりも
「雨が降ることのメリットは？」と考えたほうが
雨に対するネガティブなイメージは軽減します。
もし、今日のこのブログ記事の内容が
「ちょっと信じがたいなあ」というのであれば
次のことをぜひ試してみてください。
誰でも構いませんので２人選んで
それぞれに次の質問を問い掛けてみてください。
ひとりには、「最近どうですか？」
そしてもうひとりには、
「最近どんなことが上手くいっていますか？」
そして、質問に答える際の相手の表情や
回答の内容にも注目してみてください。
回答の際の表情や内容、そしてその後の会話も
大きく異なったものになることが体感できるはずです。
せひ利益を上げ続けられるトレーダーになるために
自分自身に対しても良い質問を繰り返すことを
これからは心掛けるようにしてください。
そのためには、接する人々に対しても
ポジティブな思考に導き、ポジティブな回答が
得られるように質問力の向上に励んでみてください。
きっと、そのことを繰り返していれば
トレードのみならず、人生のパフォーマンスも
徐々に向上していくはずです。
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