ドル円(USD/JPY)は2024年7月3日(水)に161.951円まで上昇してから、8月5日(月)には141.684円まで下落が進みました。
共にTradingView(FXCM)によるレートですが、20.267円という大きな値幅での下落で、12.5%の下落になりました。
さて、これから年末に向けてドル円はどう動くのでしょうか?
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こちらはドル円の週足チャートですが、4週間続いていた陰線が止まり、今週はやっと下ヒゲが長い陽線で終わりました。
そして、こちらは日経平均株価の週足チャートです。
陽線と陰線の違いはありますが、共に長い下ヒゲを付けて終わっています。
その前の週から続いて、8月5日(月)の日本の株式相場の下落も激しかったです。
そのため、日銀の内田副総裁からは、「今後の追加利上げは慎重に考える」というハト派的な発言が飛び出しました。
アメリカは9月の利下げが確実視されてきていますが、日銀の利上げが難しくなったのであれば、当面は8月5日(月)の安値141.684円がドル円の当面の間の底値になるのではないでしょうか?
日本の輸出中心型企業は、今までの円安の恩恵を受けて業績が好調だったのですが、円高に加えて株安と、ここ数週間で大きく収益が損なわれたはずでしょう。
アメリカの利下げ回数や利下げ幅がどれくらいになるのか?
アメリカは景気後退入りしたのか?
そして、11月のアメリカ大統領選も控えています。
つまり、今後のドル円為替レートの行方は、アメリカの金利政策や経済動向によって決まると考えています。
日銀の追加利上げが難しくなった以上は、8月5日(月)までの下落のような激しい変動は期待できないでしょう。
でも、何が起きるのか分からないのが相場です。
なので、「予想はよそう」、つまり予想に頼ることは止めて、淡々と決めたルール通りに取引を継続していくだけですね。
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