外国為替市場で利益を上げるためには値動きが必要です。
その値動きの変動幅が大きい状態がボラティリティが高い、小さい相場がボラティリティが低いと言われますが、現在のボラティリティは円相場が高い状態にあります。
現在のボラティリティは、ユーロドル(EUR/USD)はそれほど高い状態ではありません。
こちらが過去一年間のユーロドル(EUR/USD)のボラティリティを示したグラフです。
その一方で、ドル円(USD/JPY)の現在のボラティリティは、過去一年間の中では比較的に高い状態にあります。
こちらが過去一年間のドル円(USD/JPY)のボラティリティを現したグラフです。
グラフの山が比較的に高くなっていることが見てとれます。
ボラティリティが高い(大きい)時に注意すべきことはポジションサイズです。
もし仮に固定ロット数で取引をしているのであれば、ボラティリティが高い時には普段よりも、利益を上げやすくなる一方で、損になる場合は普段よりも大きな損失になってしまいます。
なので、ポジションサイズを決める時には、やはり損失許容量から計算をして、常に決めた損失許容量を上回らないようにロット調整を行うことが必要ですね。
そのことで、ボラティリティが大きな時にはロット数は必然的に少なくなり、ボラティリティが小さな時にはロット数が必然的に多くなります。
なお、ボラティリティを確認する際には、ドルストレートの通貨ペアで行うことが鉄則です。
なぜなら、クロス通貨ペアは、結局はドルストレート通貨ペア同士の掛け合わせ通貨だからです。
たとえば、ボンド円(GBP/JPY)なら、ボンドドル(GBP/USD)とドル円(USD/JPY)のドルストレート通貨ペアの掛け合わせで、ボンド円(GBP/JPY)の値動きが決まるからです。
そして、もし仮にどちらかの通貨ペアのボラティリティが高い状態であるなら、どの通貨が市場を動かしているのかを確認することができるからです。
ぜひ、そのような視点で相場の値動きをとらえるようにしてください。
コメントフォーム