YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事では、ポール・ジャネの格言を紹介します。
ですが、この格言のポール・ジャネは投資家ではありません。
ポール・ジャネはフランスの哲学者で
この格言は「ジャネの法則」というものです。
--------------------------------------------------
体感的な時間の長さは、年齢の逆数に比例する。
(ポール・ジャネ)
--------------------------------------------------
1日の時間というものは24時間で共通ですが
年齢を重ねるごとに感じる時間の長さは
だんだんと短くなるという感覚の法則です。
つまり、子供の頃の1日の長さと
大人になってからの1日の長さは
同じ24時間で変わることはありませんが
大人になればなるほど感覚的には
1日はとても短くなっていくということです。
トレードにおいても時間はとても重要です。
ほとんどのトレーダーは
値幅ばかりを追い掛ける傾向にあります。
つまり、チャートの縦軸ばかりに
集中をしてしまいがちだということです。
でも、値幅の推移には必ず時間が関係しています。
チャートでは時間は横軸ですが
この横軸の推移がなければ値幅は動きません。
ほとんどのトレーダーが
値幅ばかりに注目してしまうのには
当然ながら理由が存在をしています。
その理由とは、トレードの損益に
直結するのは値幅であるからです。
時間の推移をピタリと当てようとも
それだけでは利益を上げられないからです。
でも、時間はとても重要です。
人間も時間の経過を伴うことにより
徐々に成長を遂げていきます。
それと同じく大きな値幅の形成には
時間の推移が欠かせないのです。
急上昇した相場や急落した相場で
その後も急な値動きが長続きしないのは
時間を要さずに急に動いたからです。
緩やかな上昇や緩やかな下落の相場が
その後もジワリジワリと長続きをしていくのは
時間を伴った値動きだからです。
つまり、動いた値幅だけではなく
その値動きに要した時間を加味して考えれば
そう難しい問題ではありません。
結局は、上昇するにしても下落するにしても
値幅と時間を掛け合わせたエネルギーが
必要になるのだということです。
そして、時間というものには
値幅には備わっていない特徴があります。
それは「時間の矢」という特徴です。
時間の矢とは「一方向にしか進まない」
ということを表している言葉です。
あなたがこの文章を読んでいる今も
刻一刻と時間は未来の方向に流れています。
値幅では上昇下落を行ったり来たりしても
時間は絶対に後戻りをすることはないのです。
その一方向にしか流れない特徴を
「時間の矢」という言葉で表現しています。
つまり、値幅の推移を当てることよりも
時間の推移を当てることのほうが難しくはない
ということも言えます。
なぜなら、値幅は上下への変動がありますが、
時間には左右への変動はないからです。
必ず右側にしか変動はしないからです。
人生においても
金銭的な上下変動はありますが
時間に関してはそうではありません。
お金はトレードが上手くなれば
どんどん増やしていくことは可能ですが
残念ながら時間は増やすことができません。
誰でも生まれた瞬間から
残された人生の時間は確実に減っているのです。
これは嘆いてもどうにもならないことです。
ですから、一秒一秒を意識して
大切に過ごしていくしかありません。
まさに「一秒入魂」の精神です。
何かに要する時間を減らして
その他のことにもっと時間を掛ける。
そのような時間調整は可能です。
やりたくないこと、無駄だと感じることに
長い時間を要することは避けていきたいですね。
ぜひ、これからは意識をして
そのような日々をお過ごしください。
--------------------------------------------------------------------------------------
『総額43,600円+プライスレスなFX教材』を期間限定にて無料でプレゼント!
--------------------------------------------------------------------------------------
コメントフォーム