YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
数回に渡り、テクニカル講座として、相場の壁について深掘りをしていきます。
Vol.3の記事では、強い壁と弱い壁の存在についてお伝えしました。
今回の記事では、壁の存在を知ることのメリットについて少し詳しくお伝えします。
世の中には、いろいろなインジケーターが、たくさん出回っています。
弊社でも、いろいろなインジケーターを使ったトレードロジック教材を多数販売しています。
ですから、これから話すことは、インジケータを駆使したトレードロジックを否定する話ではありませんので、その点は誤解なさらぬようにお願い致します。
そのことを大前提とした話なのですが…
ほとんどすべてのインジケーターに共通している最大のデメリットって何だと思いますか?
それは、インジケーターは遅行指標だということです。
インジケーターは、設定した期間のデータと現在の相場との関係を示しているだけのものです。
すなわち、設定した期間のデータと現在の相場が同じような推移を繰り返せば勝ちやすいのですが、そうでなければ当然にして負けが込んできます。
なぜなら、設定した過去の期間に対して、現在はどうなのかということを示しているだけなので、相場の予測能力なんてあるわけがないからです。
もちろん、インジケーターの中にも一目均衡表のように、先行指標的な役割も加味したインジケーターもありますので、すべてのインジケーターがそうだというわけではありません。
それに対して、相場の壁とは先行指標とも言えるべきものです。
その厚い壁まで値動きが進行したら、そこから反転方向に値が跳ね返される可能性が高い、とか…
ここの壁をブレイクしたら値動きが軽くなる可能性が高い、とか…
この厚い壁を上に抜けてきたから、その厚い壁まで調整の押しを入れてきたら強力なサポートとして機能しそう…
などなど。
そのように、行き止まりや曲がり道を事前に教えてくれるようなナビゲーションとも言えるべき性質が相場の壁には備わっているのです。
それでは次回の記事では、この壁についてもう少し詳しくお伝えさせて頂きます。
ご興味があれば、このブログをブックマークしてぜひ次回の記事もお読み頂きますようお願い致します。
これまでに上昇を阻むレジスタンスとして機能していた値位置がブレイクされて、その後にサポートとして役割転換をする。
これまでに下落をくい止めるサポートとして機能していた値位置がブレイクされて、その後にレジスタンスとして役割転換をする。
このような役割転換のことをロールリバーサルと言います。
この記事内にも書いた以下のような値動きのことです。
↓↓↓↓↓
この厚い壁を上に抜けてきたから、その厚い壁まで調整の押しを入れてきたら強力なサポートとして機能しそう…
ロールリバーサルは相場の値動きの中では、とても基本的な動きなので、ぜひ意識してチャートを見るようにしてください。
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