YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
世界一の投資家と言えば
ウォーレン・バフェット氏ですが、
毎日欠かさずに一日に8時間の
読書やリサーチが日課だそうです。
勝てる見込みが少なければ
たとえ1ドルの勝負ごとにさえ
絶対に手を出すことはしない。
それは、リスク管理の一環でもあって
一事が万事を徹底しているからです。
「一事が万事」は僕自身が普段から
意識していることでもあります。
どういう意味かというと
一つの小さなことに見られる傾向が、
他のすべてのことに現れるということです。
だからこそ、バフェット氏は
たった1ドルの賭け事にさえ
勝てる見込みがなければ手は出さないのです。
そして、世界長者番付で常にマイクロソフト創業者の
ビル・ゲイツ氏と首位を争う大富豪であるにも関わらず
乗っている車はスバルのアウトバックだそうです。
僕自身もV6水平対向エンジン
3000ccのゴールドアウトバックに一時期
乗っていた時もありました。
ですから、その車の性能の良さはよく知っています。
でも、コストパフォーマンスを熟慮して
敢えて超高級車の部類に手を出さないことからも
バフェット氏が堅実な投資家であることがよく理解できます。
そのバフェット氏の投資会社バークシャー・ハサウェイは
2020年1~3月期決算で、最終損益が497億ドル(約5.3兆円)
もの赤字を計上したそうです。
新型コロナウイルスの影響で、投資先の株価が
軒並み急落したためで赤字幅は過去最大となりました。
一日8時間もの情報収集を日課にしていても
今回のような想定外の出来事は避けられない。
つまり、誰もが常に右肩上がりの状態で
勝ち続けることなどできない、ということです。
株主総会では「世界は変わってしまった」と発言して、
航空会社の保有株は全て売却したと明かしました。
航空会社への投資については、
「当時は魅力的だったが、私の間違いだった。
3~4年後、人々が昨年と同じぐらい
飛行機に乗るのかどうか分からない。」
と発言したそうです。
さて、この記事で僕はあなたに何を伝えたいのか?
それは、勝率100%のトレードなどあり得ないということです。
誰もが勝てる見込みがあると思って仕掛けるわけで
絶対に負けることが分かっていながら仕掛ける人はいません。
ここが鉄板のポイントだと思って仕掛けても
負けてしまうことさえ当たり前のようにあります。
つまり、相場は思いのままに動かすことはできず
大半の人たちは相場に振り回されてしまうのです。
一日8時間の情報収集を
日課にしているバフェット氏でさえ
新型コロナウィルスによる影響により
相場に振り回されてしまいました。
すなわち、我々が勝負を挑んでいる相場とは
人知を超えた存在でもあるということです。
人知を超えるとは、人智を超えるとも書きますが
人の知恵や知識では到達できないと思われる様子や
人間の知が及ばない様子を表現する言葉です。
だからこそ、少しくらい勝ちが続いただけで
すべてを知り尽くしたような態度ではいけないのです。
少しくらい学んだから、手法をマスターしたから
それでずっと勝ち続けられると思ってもいけないのです。
知力、精神力、忍耐力、継続力、技術力、実践力など
いろいろと数え上げたらキリがありませんが、すなわち
総合的に人間力を高めなければ到底太刀打ちができない。
それが相場に挑むことだということです。
そのような相場を相手にする度胸と気概を
あなたが少しだけしか持ちあわせていないのであれば、
大怪我をする前に今のうちに尻尾を丸めて
相場から逃げ出してしまうという選択肢ももちろんありです。
腰掛け程度に相手にするには危険な相手が相場なのです。
新型コロナウィルスが猛威を奮っているわけですが
専門家、政治家、医療関係者のみならず全世界の人々が
それぞれの形で必死に日々闘っています。
もちろん、闘う相手も状況も違うわけですが、
相場に挑むということも似て非なるものがあります。
すなわち、勝ちたければ本気で向き合うしかない。
そのことを今日、僕はあなたにお伝えしたかったのです。
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