YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
今年2020年は世界的な
新型コロナウィルスの感染拡大により
世界が大きなダメージを受けました。
経済的な損失は計り知れず、
さまざまな業種業界に被害が及んでいます。
特に、航空業、宿泊業、観光業、
そして、飲食業は相当なダメージを受けています。
我々トレーダーが関わる金融市場は
３月には大きなボラティリティ（変動幅）を伴った
動きが激しい相場になりました。
そして、今の世界的な状況と
何かと比較をされるのが2008年に起きた
リーマンショックによる世界金融恐慌です。
くしくも十二支では共に子年（ねずみ）です。
十二支は12年のサイクルですが
それよりも大きなサイクルは干支（えと）です。
干支は10種類の十干（じっかん）と
十二支の組合せで60種類が存在します。
ですから60年で一巡することになりますが
これが人で言うところの還暦（かんれき）です。
2020年の干支は庚子（かのえね）ですが
庚子（かのえね）には新たな芽吹きと繁栄の始まり
という意味が込められています。
ちなみにその前の庚子は1960年（昭和35年）で
世界的にはアフリカの年と呼ばれている年です。
アフリカではその年に西欧諸国から
多くの国々が独立を達成した年になったので
そのように呼ばれているのです。
相場では干支に近いサイクルとして
56年周期と言われているコンドラチェフ理論
というとても長いサイクルがあります。
そのコンドラチェフ理論は
超長期サイクルと呼ばれているサイクルが
３～４つ連なってできるサイクルでもあります。
つまり、超長期サイクルの周期は
概ね15年～20年だと言われているわけです。
ちなみに、超長期サイクルの形成は
５～８年周期の長期サイクルが３～４つ
連なってできるサイクルだと言われています。
今の相場はちょうどこの超長期サイクルの
つなぎ目に当たる時ではないかと推測します。
そして12年前のリーマンショック時の相場は
もっと大きなコンドラチェフ理論のつなぎ目であると
僕は勝手ながらに推測をしています。
つまり、1929年の全世界を襲った金融恐慌から
2008年のリーマンショックによる金融恐慌までの79年間が
ひとつのコンドラチェフサイクルだったという推測です。
コンドラチェフ理論は56年周期とはいっても、
サイクルがいつもピタリと当てはまるわけではありません。
エクスパンションサイクルと言って
サイクルが拡大することは往々にしてあります。
それは長期サイクルにしても、
超長期サイクルにしても然りです。
今のこの世界的な状況を見て
世界が終焉を迎える説を唱える人もいますが、
絶対にそんなことはありません。
我々が人生で一度も経験していないだけで
僕らが生まれる前の先祖は似たような経験を
幾度となく重ねてきています。
つまり、地球の起こり得る出来事にもサイクル
というものがあって、今がその悪いサイクルに
ハマっている時期に過ぎないということです。
僕は2008年のリーマンショックを経験して
良い思いと悪い思いを両方とも経験しました。
でも、その貴重な経験からあるひとつの
優位性の極めて高いロジックを完成させました。
ロジックの完成までには試行錯誤を繰り返し
２年と８か月という年月を要したわけですが、
その後に９年間も月間では負けなしで
ずっと大きな利益を生み出してくれています。
いま非常に苦しく厳しい思いをしている人もいるでしょう。
でも、、、明けない夜はない。
そう信じて、粘り強く対処をしてください。
僕自身、2008年の大きなピンチを乗り越えました。
精神的に大きなダメージを受けて
その後の３年近くは試行錯誤の毎日でしたが
長いトンネルを自力で抜け出しました。
逆境は苦しいものですが、その痛みが
その後の大きな成長の糧になります。
順風満帆な日々が続けば楽ですが、
そういう時こそ成長からはほど遠くなります。
ですから、とにかく歯を食いしばってでも
粘り強く対処をしてください。
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