YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
FXトレードを行うにあたりドローダウンは避けて通れるものではありません。
FXトレーダーとして勝ち組に居座り続けるためには、いかにしてこのドローダウンを減らすのかというポイントは非常に重要なことになります。
そのための具体的な方法について説明をします。
ちなみに僕自身のトレードは、ひとつのトレード手法で日々のトレードを繰り返しているわけではありません。
複数のロジックと複数の時間足を使ったトレードを同時進行しています。
複数のロジックを使うトレーディングは、マルチロジックトレードと言います。
そして、複数の時間足を使ったトレーディングは、マルチタイムトレードと言います。
でも、ここまでを読んで次のような疑問を抱いた人もいるかもしれません。
「ひとつのロジックでポジションサイズをなるべく大きくしたほうが
効率よく稼げるんじゃね?」
もちろん、勝率が非常に高く、リスクリワードレシオも格段に良い手法であれば、そのような考え方も理にかなった考え方だとは思います。
※ リスクリワードレシオ = 損失対利益比
しかしながら、どのようなトレード手法と言えども、必ず負けのサイクルにハマることは往々にしてあるものです。
そのような場面に遭遇をしたときは、やはりどうしても比較的に大きなドローダウンになってしまうことを避けることは出来ません。
※ ドローダウン = 一時的に最大資産から落ち込んだ場合の下落率
このドローダウンにより、トレーダーは精神的に大きな負荷を感じるのです。
そしてドローダウンの大きさは、精神的負荷の大きさに比例しているものなのです。
つまり、ドローダウンを小さくするということは、精神的負荷を減らすことに直結をしているということになります。
このドローダウンをなるべく小さくするための手段として、マルチロジックトレードやマルチタイムトレードは非常に有効的な手段になるわけです。
もちろんマルチロジックと言えども、すべてが同じような手法では意味はありません。
なぜなら、同じような手法で運用をするということは、それはただ単にポジションサイズを大きくして運用していることと同じことになるからです。
極論を言えば、有効なマルチロジックトレードとは、順張り手法と逆張り手法とレンジ手法を同時進行で運用するというようなイメージで考えてください。
そしてマルチタイムトレードは、ひとつの手法での運用でも問題が無いことが多いです。
たとえば、あるひとつの順張りロジックでトレードをする場合に、日足と1時間足と5分足で運用をしたとします。
その場合は、日足で上昇トレンドの押し目を付けに来ている段階だとしたら、1時間足や5分足では立派な下落トレンドになっているとも判断できるケースも多いものです。
つまり、ひとつのロジックを時間足を変えて運用をすることにより、同じ順張り手法でもポジション分散になりリスク分散にもなるわけです。
ポジション分散をする場合には、当然にしてひとつの仕掛けとしてのポジションサイズは小さくなります。
そして、その手法がしっかりとしたものであれば、時間足ごとの仕掛けの相乗効果によりドローダウンを大きく軽減することにつながります。
もちろん、マルチロジックトレードでもマルチタイムトレードでも、大前提として勝てる手法やロジックでなければ意味はありません。
これは口で言うほど簡単なことではありませんし、僕自身もこのマルチロジックトレードやマルチタイムトレードが出来るまでには相当な時間を掛けて経験を積んできました。
そのために必要なものは、やはり高度なスキルになりますが、勝てる手法やロジックを組み立てるためには「なぜ相場はそのように動くのか?」という根本的な値動きの本質を、まずは理解することが必要不可欠なこととなります。
だからまずは、相場の値動きの本質について最も基本的なことを、こちらの動画を見てぜひともお学びください。
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