YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
数回に渡り、テクニカル講座として、相場の壁について深掘りをしていきます。
それでは、第一回目の記事をお読みください。
トレーダーであれば、日々いろいろな通貨ペアのチャートや時間足のチャートをご覧になっているとは思いますが、相場の値動きは常に上昇と下落を繰り返しております。
一方的に上がり続ける相場もなければ、一方的に下がり続ける相場もありません。
力強いトレンド相場の時でさえ、ところどころでの調整波により、押しや戻りを入れながら値が進行をしていきます。
以上のことは、トレーダーならば周知の事実ですね。
それではなぜ上昇や下落を繰り返すのでしょうか?
それはシンプルに考えれば相場には至る所に壁が存在をしているからです。
壁にボールを投げてぶつけると、ボールは壁に跳ね返されてきます。
相場の値動きも似たようなもので、壁にぶつかるから値動きが上がったり下がったりをしているのです。
トレード初心者の方は、チャートを見ても、この壁がまったく見えていません。
そのようなことから、相場の壁は見えない壁とも呼ばれています。
ですが、ある程度の相場経験を積めば、この見えない壁が、だんだんと見えるようになってきます。
なぜ勢いよく上がり続けていた相場が、それ以上、上昇しなくなって値動きが停滞し始めたのか。
なぜドスンと勢いよく下落した相場が、それ以上、下がらずに下げ止まって値動きが停滞し始めたのか。
なぜ、上昇していた相場が急に踵を返して下落し始めたのか。
なぜ、急降下していた相場がV字回復して勢いよく上昇し始めたのか。
つまり、このような値動きはすべて、そこに壁があるからだというわけですね。
壁とは、すなわち相場参加者のオーダー(注文)が積み重なっているところだと説明した方が分かりやすいでしょうか?
それではこの壁の存在については次の記事でもう少し詳しくお話しさせて頂きます。
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