YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事では、FXのトレードルールを作るうえで、大切なポイントをお伝えしていきます。
FX(外国為替証拠金取引)で勝つために必要なことはたくさんありますが、自分自身のトレードルールを決めるということは、継続的に勝ち続けるためには特に必要なことです。
トレードできる時間などは人それぞれ違いますし、トレーダーごとの性格も人ぞれぞれです。
せっかちな人は長くポジションを保有するようなポジショントレードは適さないでしょうし、のんびりした性格の人がスキャルピングをするのも適さないことでしょう。
つまり、トレードにおけるスタイルやルールとは、様々な要素を考えて決める必要があって、人によって継続的に利益を上げ続けられるルールは違うのです。
だから、世の中にはトレード手法を明確にした教材やプログラムなどがたくさん販売されてはいますが、トレード長者が爆発的に増えていかないのは、しっくりとくるようなものを手にすることができないからとも言えるでしょう。
ただ、どのようなトレードスタイルであろうがルールであろうが、それらを決める際には絶対に意識しなければならないことがあります。
それは、「損小利大」を常に意識しなければいけないということです。
この言葉は文字通りの意味で、損失は小さく抑えて利益は大きく伸ばすということを意味します。
言葉にすれば簡単なようですが、実際のトレード局面では簡単にはいかないのが、この損小利大のトレードなのです。
それは、人が持つ心理とは逆の行動を強いられるからに他なりません。
人は痛みを避けて、快楽を求める傾向が強い生き物です。
つまり、損失を確定することをなるべく避けようとしてしまい、利益の確定は急ごうとしてしまう傾向が強いということです。
このことは実際にトレードしている人でしたら、痛いほど感じていることでしょう。
含み損が大きくなればなるほど切れなくなるのは、人として正常な心理状態なのであり、少しでも含み益が出ると早く利食いしたくなるのもまた人として正常な心理状態でもあるのです。
FXだけではありませんが、トレードの世界では大きな損失を出すことは絶対に避けなければなりません。
そのためには、人の心理状態に逆らった「損小利大」を常に意識して、実際のトレード局面においても実践できるようになれなければ、トレードでは大した成果を上げることはできないでしょう。
そして、自分自身にあった損小利大のトレードルールを決めたなら、常にそのルールに従い、感情に左右されないようにひたすらトレードを続けることが大切なことになります。
いかに人としての感情を抑えて、機械的にルールに従ったトレードができるかどうか。
そのことがFXの世界で、成功者になれるのかどうかの大切なポイントのひとつであることに間違いはありません。
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