YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事では、世界各国の通貨の特徴についてお伝えします。
この記事の目次
JPY = 日本円
我が国の通貨である日本円は、リスク回避通貨の代表格です。
つまり世界不況などの際には、リスクを避けるために円が買われる傾向にあります。
その反面、トレーダーがリスク選好姿勢になっているときには金利も一番低いので、真っ先に売られる通貨でもあります。
USD = 米ドル
現代の世界の基軸通貨であり、米ドルが絡んだ通貨ペアのことをドルストレートと言います。
現代はアメリカが世界の中心国であり、アメリカの政治経済・為替政策は、世界の為替市場に大きな影響を及ぼしています。
EUR = ユーロ
2002年1月1日に一般流通が開始されて以降は、個人投資家に人気のある通貨でもあります。
ちなみに一般流通が開始された当時のユーロ/円レート(EUR/JPY)は、1ユーロ117.20円でした。
米ドルや日本円とともに、世界の3大通貨のうちのひとつでもあり、通貨の分散投資の側面から保有する投資家もたくさんいます。
GBP = 英ポンド
かつての基軸通貨であった英ポンドは為替レートが大きく変動する傾向が強く、デイトレーダーなどには人気の通貨です。
英ポンド/円(GBP/JPY)の通貨ペアは、特に日本では取引量が多い通貨ペアのうちのひとつになっています。
AUD = 豪ドル
オーストラリアは世界屈指の資源国であることなどから、世界景気が安定している間は、比較的安心して投資できる国でもあります。
オーストラリアドルは先進国の通貨の中では比較的に高金利通貨でもありましたが、2008年のリーマンショック以降は高金利通貨としての魅力は徐々に失われていきました。
NZD = NZドル
ニュージーランドもオーストラリアと同様に資源国であり、リーマンショック以前はニュージーランドドルも比較的金利の高い通貨でした。
市場規模はオーストラリアほど大きくはありませんが、この通貨は比較的レートが変動しやすい特徴もありますので、レートの変動性を好むトレーダーには人気の通貨です。
CHF = スイスフラン
スイスは永世中立国でもあり、スイスフランはこれまでもリスク回避通貨としての役割を担ってきました。
金利は低く抑えられております。
アメリカがターゲットになるような有事の際には、日本円と同様にリスク回避通貨として注意を払っておくべき通貨でもあります。
CAD = カナダドル
世界屈指の原油埋蔵量を誇るカナダは、それ以外にもパルプや天然ガス、鉱物資源の生産輸出量も多い資源国です。
カナダドルは経常黒字・貿易黒字などから安定感のある通貨でありますが、隣国であるアメリカ経済に影響を受けることが多い通貨でもあります。
ですから、この通貨を取引する際には、アメリカの経済動向にも注意を払うことも必要です。
HKD = 香港ドル
この通貨はマイナー通貨の部類となり、トレードするトレーダーはあまり多くはありません。
基本的には、自国通貨の交換レートを米ドルに対して固定しているペッグ制を維持しているので、米ドルと連動して動くことが多いです。
ですが、中国の通貨である人民元に最も近い通貨として位置付けられるため、人民元が切り上げられる際には香港ドルも切り上げられる可能性も捨てきれません。
ですから2020、この通貨を取引する際には、人民元の動きにも注意を払うようにしたいです。
ZAR = 南アフリカランド
この通貨もマイナー通貨の部類ですが、比較的にスワップ金利が高い通貨として取引されております。
南アフリカには金やダイヤモンドをはじめとした豊富な資源があり、2010年FIFAワールドカップの開催国として世界的な注目を集めた国でもあります。
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