YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
あなたは普段、チャート上には
どのようなインジケーターを表示させて
売買の判断をしてますか?
この記事では、テクニカル指標を使う上で
意識しておかなければいけない重要なポイントを
なるべくわかりやすくお伝えします。
この記事の目次
相場に参加をしている世の中の多くのトレーダーは
何かしらのテクニカル指標を用いて
ご自身のトレードルールを作り上げています。
テクニカル指標とは、
いわゆるインジケーターのことです。
それは例えば、
移動平均線などのトレンド系指標を使ったルールであったり
RSIなどのオシレーター系指標を使ったルールであったり
トレーダーごとに採用しているルールは違います。
僕自身もそのようなテクニカル指標を
用いたトレードもしていますし
テクニカル指標を用いた教材も販売しているので
それらを否定する訳ではありません。
でも、
それらを採用したルールを考える時に
絶対に忘れてはいけないことがあります。
それは、そのほとんどすべての
テクニカル指標は遅行指標だということです。
遅行指標とは、実際の値動きよりも
遅れて現れてくる指標のことです。
テクニカル指標は過去の値動きに対して
指標の数値を算出しています。
例えば、
20日間の単純移動平均線であれば
過去20日間の値動きの平均値を
一本の平均線として表示をする訳です。
RSIもストキャスティクスもRCIも
すべて過去の値動きから算出された数字を使って
その時々の数値が決められているわけです。
だから、
それらのテクニカル指標はただ単純に
過去の相場からの状態を示しているだけであって
未来を予測できるものではないということです。
各指標に設定するパラメーターの数値は
小さくすれば反応は早くなりますが
それと比例してダマシが多くなります。
その反対に、数値を大きくすれば
反応は遅くなりますがダマシは少なくなります。
言い方を変えれば、
反応の早いものを採用すれば
損切りまでの値幅は小さくて済みますが
勝率は悪くなる傾向にあります。
そして、反応の遅いものを採用すれば
損切りまでの値幅は大きくせざるを得ず
リスクリワード、すなわち利益対損失比の
バランスが悪くなってしまいます。
それでは、遅行指標に頼ったトレードではなく
先行指標的なテクニカル分析手法は
存在しないのでしょうか?
残念ながら、
完璧に未来を予想できるものは
存在しないでしょう。
ですが、より優位性の高い手法なら
いくつも存在はしています。
もし、優位性の高い手法が存在しないのであれば
トレードの結果は常に運だけに
左右されるものになってしまいます。
僕自身、今の段階で
専業トレーダーとして独立してから
16年以上の月日が流れています。
他にも継続的に利益を上げ続けているトレーダーは
世の中には確実に存在しているわけですから
優位性の高い手法が存在することは
ご理解頂けるのではないでしょうか?
僕自身、先行指標的なものとして利用しているのは
サポートラインであったり、テクニカルラインであったり
ロウソク足のプライスアクションです。
もちろんそれらも、
完璧に未来を予測できるものではなく、
あくまでも優位性が高いだけだということを理解している中で
トレードの判断に用いています。
そしてそのサポートやレジスタンスを見極めるために
フィボナッチ分析を用いて判断するのが
僕自身の最も得意としているトレードのやり方になります。
未来を完璧に予想することなどできないと理解していれば
損失に備えることもできるでしょうし
損失を受け入れることもできるでしょう。
トレードは、継続していく中で
お金を増やすことができればいいのです。
一回一回のトレードで勝った負けたなどと
一喜一憂を繰り返すのではギャンブルと同じです。
ぜひ正しい思考と心構えと姿勢を持って
FXトレードというものに向き合うようにしてください。
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