YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
あなたはFXでトレードを仕掛ける時には、必ずチャートを眺めるのではないでしょうか?
売買のタイミングを図る上でも、FXではチャートを見て値動きを分析することは重要なことです。
僕が生まれて初めて株式相場のチャートを見た時の印象は、今でもハッキリと覚えています。
白い棒と黒い棒が左から右へと並んでいて、何を表現しているのか訳がわかりませんでした。
もちろんその時は、縦軸が価格の推移を表し、横軸が時間の推移を表しているということさえも知らなかったくらいですから、訳が分からなかったのは当然のことですね。
そんな状態ですから、その当時は、そのチャートを使っての分析で、株価が上がるか下がるかを判断するなどということは想像も出来ませんでした。
それが今ではチャートを眺めているだけで、いろいろなローソク足のプライスアクションやチャートパターンを読み取ったり、値動きの壁を読み取ったりできるようになっているのですから、なんだか面白くもあり不思議な感覚です。
FX(外国為替証拠金取引)を始めようとしている人でも、僕が初めてチャートを見たときのように、「何だかとても難しそうだな...」と感じてしまい、腰が引けてしまう人は多いのではないでしょうか?
僕がチャートを見始めてから、もう30年が経過をしますが、チャートは過去の値動きを正確に記録してくれていて、今では僕にとってはトレードをするためには欠かせないものになっています。
もちろん僕たちトレーダーが利益を上げていくためには、過去の値動きではなく、これから起こる未来の値動きを当てていかなければ利益を上げることはできません。
でもテクニカル分析で値動きを予測するためには、過去のチャートから値動きの推移を読み取ることは欠かせないものです。
だから、まずは初心者にとっては「チャートに慣れる」ということは欠かせないことなのです。
ローソク足だけを刻んでいるチャートには、いろいろなテクニカル指標と呼ばれるものが表示できます。
チャート上のローソク足に絡めて表示できる移動平均線やボリンジャーバンド、一目均衡表といったものは、多くのトレーダーが売買判断に使っている指標でもあります。
また、ローソク足チャートとは切り離して表示させ、ストキャスティクスやMACD、RSIなどといった指標を売買判断に用いているトレーダーも多いです。
特に初心者トレーダーで多く見られるのは、似たようなテクニカル指標を複数用いて売買判断をしていたり、あまりにも多くの指標を重ね合わせて売買判断をしていたりすることです。
トレード経験を積んでいけば分かることですが、複数のテクニカル指標で売買判断を複雑にしたからといって、勝てる確率が上がる訳ではありません。
相場の値動きはシンプルに考えれば、上がるか、下がるか、停滞するか、の3つしかない訳ですから、売買判断も複雑にしすぎるよりも、シンプルに判断できるようになってください。
チャートと友達になるためには、やはり日々の精進は欠かせないものになります。
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