YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
FXを始めたばかりの個人トレーダーは
おそらく正しい納税知識は身に備えていないでしょう。
会社員の場合は、ほとんどの人が
確定申告の対象者になることはありません。
なぜなら、給与所得者の場合は
年収2,000万円未満の場合は、年末調整によって
所得税額が確定して納税も完了になるからです。
ただし、年収2,000万未満の給与所得者でも
給与所得以外の所得合計額が20万円以上ある場合は
確定申告をしなければなりません。
その理由なのですが、
給与所得以外の収入に対して
納税の義務が生じるからです。
弊社には2016年8月に税務調査が入りました。
もちろん脱税などはしてるはずもありませんので
追徴課税などは一切ありませんでした。
同業他社様はFXで稼ぎ出した金額を
派手派手しく公開している会社もあります。
でも弊社はこれまでに稼ぎ出した金額は、
誰もが簡単にFXで稼げるという誤解を避けるために
派手派手しく公にしたことは一切ありません。
でも、そのような場合でも
税務調査が来る可能性は十分に
あるということです。
FXでお金を稼いだ場合は
納税の義務が生じてきますので
納税は必ず行うようにしてください。
FXは税制改革により、
2012年度から申告分離課税となり
一律20%の納税義務になりました。
それ以前は総合課税方式でしたので
FX以外の所得と併せて税率が
決まる仕組みだったわけです。
今は東日本震災の復興特別所得税が加算をされますので、
正確には20.315%の納税義務になっています。
稼ぎ出してから税金のことは考えればいいや、
という人が、実際にかなりいます。
ですが、やはり最初から
納税に対する最低限の知識は
しっかりと備えておかなければなりません。
確定申告をして、所得税の納税額が決まれば
基本的にはすぐに払わなければ
いけないものなのです。
その時に、「稼いだお金を全部つかっていた!」
なんてことになっていたら大変なことです。
そして、住民税が増額になるケースもあります。
なお住民税はお住まいの地域により
若干の違いがありますので
ここでの説明は控えさせて頂きます。
そして、専業トレーダーとして
生計を立てている場合には国民健康保険税の
請求も6月頃にやってきます。
ちなみに、住民税や国民健康保険税は
稼ぎがあまり多くないときの負担率は
とても大きな負担率になります。
なんだか夢のない話をするようですが
これが現実なのでお伝えをした次第です。
弊社と同じように、
FXの教材を販売している同業他社様は
あまり納税の話はしないと思います。
なぜなら、そういう話をすると
教材の販売本数が確実に減ってしまうからです。
でも弊社は正直に話をします。
なお、大きく損をしている人は損失の申告を
することをお勧めします。
なぜ損失を出しているのに
損失の確定申告をした方が良いのかの
理由については動画で説明をしています。
20分くらいの動画になりますが
無料公開しますのでぜひご覧下さい。
コメントフォーム