YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
外国為替相場を舞台にしているFXトレードの分野において、「相場観」という言葉がよく使われています。
この記事では、その相場観についてを詳しく解説します。
この記事の目次
もっとも株式相場や先物相場など、すべての金融市場でも頻繁に相場観という言葉は使われていますね。
でも、特に初心者に近ければ近いFXトレーダーほど、この相場観という言葉が示す意味を理解していないと感じています。
この相場観という言葉は、とても抽象的で広い範囲を示している言葉だと感じているトレーダーは非常に多いです。
そのことが理由で、相場参加者の中には相場観という言葉が何を表しているものなのかが曖昧で、その言葉の意味を理解していないトレーダーが非常にたくさんいるのが実態です。
相場観を一言で表現するのであれば、「これからの相場の見通し」だと表現をすることができるでしょう。
もう少し狭く絞った一言で表現するのであれば、「相場の強弱観」とも表現することができます。
相場観というものに対して、以前に弊社の個別指導コンサルティング会員様から以下のようなご質問を頂いたことがあります。
「相場観って、これからの相場の予想とか予測ということではないんですか?」
そのご質問を頂いたときに、上手い表現だなと正直に感じましたが、予想や予測と似てはいますが、やはり少し違った意味合いのものになります。
予想や予測というものは、FXトレーダー自身が用いているトレードルールに基づいたトレード手法をベースにしたものからの判断だと言えます。
つまり、損益に直結するように、よりピンポイントを狙った中での、どちらかと言えば狭い範囲でのものになりますね。
それに対して先述した通りで、相場観とは一言で表現するのであれば、「これからの相場の見通し」ということになりますので、もう少し広範囲な見通しを含んでいるものになります。
具体的には、大きな目線では上昇への優位性が高い相場だと把握をしていても、これから調整の値動きが起こり一時的に相場が下落するだろうという時の値動きを想定してみてください。
そのような相場の時は、相場観としては、上昇継続だと見通しを立てている。
でも、目先の値動きの予想や予測としては、一旦は下落調整の値動きを示すだろう。
そのように、「これからの相場の見通し」と「目先の値動きの予想や予測」には違いがあるわけです。
そして、このような相場観を磨いていくためには、唯一無二の方法しかありません。
その方法を「相場観を磨く方法」ということで動画に収録をしていますので、ぜひご覧ください。
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