YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
FXチャートはトレードにおいて、なくてはならないツールです。
FX業者では口座を開設すると、その業者が提供しているチャートソフトを無料で使えるようになります。
そして、そのチャートも日々確実に進化をしています。
でも、すべてのチャートに共通する基本的なことを初心者は見逃しがちです。
それはどのようなことかと言うと、実際のボラティリティと見た目のボラティリティは違うということです。
つまり、もう少しわかりやすくお伝えするなら、次のような感覚です。
・チャートでの見た目は大きなローソク足に見えるけど、実は値幅はそんなに大きくはない
・チャートでの見た目は小さなローソク足でほとんど動いていないように見えるけど、実は値幅は大きく動いていた
なぜ、このような感覚を受ける時があるのかと言うと、それはチャートには値幅自動調整機能というものがあるからです。
チャートの値幅自動調整機能とは、ボラティリティが大きい時はチャート全体を示す上下の値幅が広がります。
そして、ボラティリティが小さい時はチャート全体を示す上下の値幅も狭くなります。
すなわち、すべてのチャート全体の上下値幅は常に一定ではなくて、その時々のボラティリティによって自動で収縮するのです。
なお、ボラティリティとは変動する値幅のことで、値幅の変動が大きければ、ボラティリティが大きいとか、高いと言われます。
その反対に値幅の変動が小されば、ボラティリティが小さいとか、低いと言われます。
チャートには、先ほど記載したように値幅自動調整機能が搭載をされています。
ですから、チャートのローソク足の見た目の大きさで判断すると危険だというわけです。
以下のチャートはMT4のドル円の15分足チャートですが、1枚目も2枚目も見た目はそう変わらないような印象ではないでしょうか?
でも、1枚目のチャート全体の値幅は約180pipsの値幅で表示をされていますが、2枚目のチャート全体の値幅は約950pipsの値幅で表示をされています。
だから、1本1本のローソク足の大きさがそんなに変わらないようには見えても、実際の値幅はまったく違うわけです。
つまり、チャートソフトが自動的にその時のボラティリティに合わせて自動調整をしてローソク足を表示しているから、このような現象が起きるのです。
安定したトレードを継続するためには、このボラティリティの確認は必要不可欠なことになります。
そして、ポジションを建てる際の損失管理にも大いに役立てることが可能になります。
値幅を見なくて、いつも通りに高値や安値だけを確認して、いつも1万通貨でエントリーしているから今回も1万通貨でエントリー。
なんてことをしていたら、ボラティリティが大きい時に損切りに掛かってしまったら、いつもよりも損失が大きくなりすぎてしまいます。
以上、文章とチャート画像でざっと説明をしてきましたが、以下の30分の無料動画で、実際には「どういうトレードをしたら良いのか?」についてさらに詳しく説明をしています。
ですから、今すぐに動画をどうぞご覧ください。
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