両建てで勝てる、負けないってホント?

両建てすればFXで勝てる、負けないってホントなのでしょうか? そんなことを聞いたことありませんか? 

買った値段よりも高く売れば利益になる。売った値段よりも安く買えば利益になる。そのように、FXは買うか売るかで利益を得る仕組みになっています。そして、買いも売りも同時にポジションを持つ両建てという方法があります。

この両建てによる取引は上手くいくのでしょうか? でも、そのことを考える前に注意しなければいけないことがあります。それは、両建てのやり方によっては、取引業者で禁止されている行為もあるからです。

両建てすれば勝てるとか負けないとかを考える前に、FX取引業者が禁止している行為が、どのようなものなのかを知っておく必要があります。なので、この記事では、両建てについて説明していきましょう。

両方のポジションなら負けない?
FX両建て戦略の理解

両方のポジションを持つと結局どうなるの?

FXの両建てとは、同じ通貨ペアの買いポジションと売りポジションを同時に持つことです。ポジションを持つことを、投資用語では建てると言います。なので、買いと売りの両方のポジションを持つから両建てなのです。 

もしこの時に、買いと売りの両ポジションのポジションサイズが同じなら? その場合は、片方の利益が片方の損失を相殺してしまうことになります。なので、合計したら利益も損失も、増えもしなければ減りもしないことになります。 

もし、含み益が出ている片側のポジションを決済したら? その場合には、もう一方の含み損のポジションが残ることになります。それとは反対に、片側の含み損が出ているポジションを決済したら? その場合には、その分の損失が確定されます。そして、もう一方の含み益のポジションが残ることになります。 

業者によってはシステム的に認めていないところもある

まだFXのトレード経験が浅い人は、両建ては一見して有利な戦略のように感じるかもしれません。ですが、実際の相場で体験してみると、、、 絵に描いた餅のようなものだと気が付くことでしょう。上手な両建てトレードというのは、これがなかなか難しいわけです。 

ひとつ気を付けて頂きたいことがあります。それは、両建てポジションを建てられるかどうかは、FX業者によっても異なってきます。両建てポジションを建てられないFX業者もあります。買いか売りかのどちらか一方の証拠金だけで両建てポジションを建てられるFX業者もあります。 

そんなふうにFX業者によって対応はさまざまです。ですから、普段利用しているFX業者では、両建てがどのように扱われるのかは事前に確認しておくことが必要です。 

両建てで勝てる、負けないってホント?

規約違反や禁止されている両建ての事例

両建てが可能なFX取引業者でも、口座凍結や利益没収などのペナルティ対象になってしまう両建てがあります。なので、細心の注意が必要です。

たとえば、複数口座間での両建てをした場合です。これはどういうことかというと、一つのアカウントで複数の口座を開設できる業者があります。その際に、アカウント内の別口座で、両建てをすることが禁じられています。

また、異なるFX業者間で、同じ通貨ペアで買いと売りのポジションを持って両建てすることも禁止されています。異なる業者ならどうやって両建てしたことがわかるのか? そのような疑問を持つ人もいるでしょう。

しかしながら、高い確率でこの行為は発覚してしまうのです。たとえば、MT4をプラットフォームに採用している業者であれば、次のようなことが行われています。

トレーダーの端末(IPアドレスやパソコン・スマホの識別番号、OS情報など)は、プラットフォーム側に記録されています。プラットフォームとは、取引するためのFX業者ごとのシステムのことです。

異なる業者であっても、同じ端末や同じIPアドレスから、タイミングを同じくして同一通貨ペアの買いと売りの注文や決済のデータが確認できれば、プラットフォームの記録を通じて、容易に紐付けるされてしまうのです。

もし、異なるシステムをベースにした別々のプラットフォームを使って両建てをしても、その他にも様々な監視方法があるので、両建ての監視から逃れることはできないと考えた方が無難です。

家族の名前を使って別の口座を開設して、両建てしたけど、口座が凍結されてしまったという話も聞いたことがあります。そのため、グレーゾーンとなる両建て行為は、絶対に控えた方が賢明でしょう。

買いと売りを同時に持つ戦略が賛否両論な理由

なお、両建て戦略にはトレーダーの間でも賛否両論があるのも事実です。一見して最良のリスク回避の方法だと感じている人も少なくありません。でも、いつかはどちらかのポジションを外さなければなりません。 

僕個人の意見を述べると、、、FXはマーケットタイミングを図らなければ利益を得ることは難しい。だからこそ、そういう点から考えても、両建てトレードは、実際のところは通常の片方向のトレードと何ら変わるものではないと感じています。 

そもそも両建てを考えるということ自体が、自分のトレードのやり方に自信がないということの裏付けになると言えるのではないでしょうか? つまり結論としては、両建てしようがしまいが、結局のところは利益を上げるためには、為替相場の値動きについて深く知っていなければいけないということです。

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