YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事では、ジェイク・バーンスタインによる
相場の格言をお届けします。
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トレーダーが規律を失う原因の1つに、
損失が続いてしまったことが挙げられる。
勝率が低いと、
損失が長く続く可能性が高くなる。
最高のトレーダーでも、
その決意と規律が試されるのだ。
(ジェイク・バーンスタイン)
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FXトレードを行っていく中で
絶対に避けられないのは損失です。
特にトレードを始めたばかりの人にとっては
損失はとても大きな心の痛みを
感じてしまうものです。
一度の損失や二度の損失ならまだしも
3連敗、4連敗と負けが込んでくると
その後の行動パターンは2つに分かれます。
トレードを休止する、
もしくは
熱くなって更にトレードを積み重ねてしまう。
以前にあるトレーダーから聞いた話ですが
損失が続き熱くなってノートパソコンを
投げ飛ばして壊してしまったことがあるそうです。
でも、そのように感情がコントロールできない人は
トレーダーには向いていないのかもしれません。
やはり、損失が続いてしまう時は
トレードをいったん休止することを
強くお薦めします。
トレードで得られる利益には
相場次第なところがあります。
儲けようと思って仕掛けても
描いたシナリオ通りに動いてくれないことは
よくあることです。
でも、損失は自分自身で
ある程度は管理をすることができます。
一回のポジションで許容する損失量、
一日のトレードで許容する損失量は
すべて自分自身で決めることができます。
一週間や一か月という期間でも
それはまったく同じことです。
そのように、
許容する損失量を自分自身で決めることを
「損失の定量化」と言います。
ギャンブル感覚で
トレードを考えているのではなく
資産構築、資産運用の手段として
考えているのであれば
この損失の定量化は
とても重要な位置付けになります。
いくらまでなら負けていいのか?
そのことをしっかりと考えて
トレードの成績がいまひとつ安定しない人は
ご自身の損失の定量化を
図るようにしてください。
戦国時代でも戦に挑むときには
勝つ見込みが高い戦であったとしても
優秀な軍師であれば
失う兵力が大きすぎる戦には
絶対に挑むことはしなかったはずです。
その時に結果として勝つことができたとしても
その後に戦える兵力を残しておくことが
できなくなってしまうからです。
勝つためには上手に負ける術をまずは覚える。
なかなかトレード収益が安定しない人は
ぜひご自身の損失の定量化を
まずは図るようにしてみてください。
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