サポレジの判断が苦手なあなたへ

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サポレジの判断が苦手なあなたへ

サポレジとは、サポート&レジスタンスを略した言葉です。

 

レジサポという人もいますし、レジスタという人もいます。

 

でも、それはサポレジやサポート&レジスタンスと同じことを意味しています。

 

サポレジの判断はとても重要です。その理由は「サポート&レジスタンスがチャート分析で重要な理由」の記事をご覧ください。

 

サポート&レジスタンスがチャート分析で重要な理由

サポレジを分かりやすく説明するなら・・・

相場には壁があるからこそ値動きを刻みます。下落の値動きが壁にぶつかり上昇する。上昇の値動きが壁にぶつかり下落する。そのような値動きを繰り返すのです。

 

もちろん、野球のボールを壁に投げて跳ね返ような単純な反応ではありません。相場の値動きの場合は、同じ壁に何回かぶつかってから反転する。そのような値動きのほうがむしろ多いのです。

 

この相場の壁こそが、サポレジという存在です。

 

なぜサポレジは存在することになるのか?

それではなぜサポレジが存在することになるのでしょうか?

 

その理由は、相場には多くの相場参加者が注目をしている価格帯があるからです。その価格帯がサポレジとなって、相場の壁のような働きをするのです。つまり、壁となっている値位置こそ、多くの相場参加者が意識して注目している価格帯だと覚えてください。

 

なぜ多くの相場参加者が注目しているのか?

その理由は簡単です。具体的に言えば、多くの相場参加者がポジションを建てようと待ち構えている値位置。利食いや損切りを入れている値位置だからです。

 

あなたもポジションを建てたなら? エントリーした値位置や決済注文を入れた値位置は気になりませんか? そして、多くの相場参加者の注文が増えるほどに、その値位置付近に相場参加者の意識が向けられるのです。

 

しかも、エントリーした値位置は損益分岐点になります。

 

もし、あなたがドル円を150円という値位置で買いエントリーしたなら? 150円を上回っていれば利益です。150円を下回れば損失です。

 

だからこそ、エントリーした150円という値位置に値が近づいたなら? たとえば、一旦トントンで決済しておこうなど・・・ きっと何らかの判断を行うことになるはずです。

 

相場参加者が多いほどサポレジが強くなる理由

さて、相場参加者が多いほど、サポレジが強くなる理由は、もうお分かりいただけたのではないでしょうか?

 

多くの人たちが、その値位置付近でポジションを建てるほど、その価格帯に相場参加者たちの損益分岐点が集中するのです。だからこそ、その値位置で何らかのアクションを起こす人が多くなるのです。

 

もちろん、利食いや損切でも同じことです。何らかのアクションが起きる値位置では、反対方向への力が働くことになる。なぜなら、買いのポジションの決済は売り。売りのポジションの決済は買いだからです。

 

だからこそ、サポレジとしての力が働くことになるのです。

 

なぜ相場の見えない壁と呼ばれているのか?

サポレジの判断は簡単ではありません。なぜなら、その壁は目には見えないからです。

 

街中にある壁ならば目に見えます。でも、相場の壁は見えません。どこに注文が集中しているのか? そのことを判断できなければ、どこにサポレジがあるのかが分からないからです。

 

だからこそ、サポレジは相場では見えない壁とも呼ばれています。

 

高値や安値の値位置が最も分かりやすいサポレジである理由

最も見つけやすいサポレジは、高値や安値です。ですが、相場のいたるところに高値や安値は存在しています。時間枠を変えたチャートなら、もう相場はいたるところに壁だらけです。

 

高値や安値は、上昇や下落に変化した値位置です。なので、高値や安値がすべて壁だと認識をするなら、チャート上は壁だらけになってしまいます。なので、サポレジにも厚いサポレジ、薄いサポレジがあるということを認識しなければなりません。

 

そのサポレジの強弱を判断する方法は、また記事にしてお届けするつもりでいます。サポレジの判断が上手にできるようになる。そのスキルが上がるほどに優位性が高い判断が可能になります。なので、ぜひ意識的にサポレジ判断の上達に励んでみてください。