インジケーターだけではFXでなんで勝てない?

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インジケーターだけではFXでなんで勝てない?

インジケーターだけではFXでなんで勝てない?

 

そう思ったことありませんか?

 

あなたのチャート上には、どのようなインジケーターを表示させて売買の判断をしていますか?

 

この記事では、インジケーターなどテクニカル指標を使う上で意識しておかなければいけない重要なポイントを、わかりやすくお伝えします。

 

【動画版】インジケーターだけではFXでなんで勝てない?

この記事を動画でもお伝えしています。動画で記事内容を確認したいなら、以下の動画を再生してご覧ください。

 

 

インジケーターなどのテクニカル指標は遅行指標

多くのトレーダーは、インジケーターなど何かしらのテクニカル指標を用いてトレードしています。例えば、移動平均線などのトレンド系指標。RSIなどのオシレーター系指標。他にもボリンジャーバンド。MACDなど種類は豊富です。

 

僕自身もそのようなインジケーターを用いたトレードもしています。なので、インジケーターなどテクニカル指標を頭ごなしに否定する訳ではありません。

 

ですが、インジケーターを使う時に絶対に忘れてはいけないことがあります。それは、ほとんどすべてのインジケーターなどのテクニカル指標は遅行指標だということです。

 

テクニカル指標で未来を占えるわけではないという事実

遅行指標とは、実際の値動きよりも遅れて動く指標のことです。インジケーターなどのテクニカル指標は過去の値動きに対して指標の数値を算出しています。

 

例えば、20日間の単純移動平均線であれば、過去20日間の値動きの平均値を一本の平均線として表示をします。RSIもストキャスティクスもRCIも、すべて過去の値動きから算出された数字を使って、その時々の数値が決められているのです。

 

だから、それらのインジケーターは、ただ単純に過去の相場からの状態を現在に示しているだけであって、未来を予測できるものではないということです。

 

インジケーターのパラメーター(設定値)を短くや長く設定することの弊害

各インジケーターに設定するパラメーターの数値は、小さくすれば反応は早くなります。ですが、そのことに比例してダマシも多くなります。その反対に、数値を大きくすれば、反応は遅くなりますがダマシは少なくなります。

 

そのために、反応の早いものを採用すれば、損切りまでの値幅は小さくて済みます。でも、勝率は悪くなる傾向にあります。

 

そして、反応の遅いものを採用すれば、損切りまでの値幅は大きくせざるを得ません。そうなれば、リスクリワード、すなわち利益対損失比のバランスが悪くなってしまいます。

 

先行指標的なインジケーターは存在するのか?

では、遅行指標ではなく、先行指標的なテクニカル分析手法は存在しないのでしょうか?

 

残念ながら、完璧に未来を予想できるものは存在しないでしょう。ですが、より優位性の高い方法なら、いくつも存在しています。なぜなら、もし優位性の高い手法が存在しないのであれば、トレードの結果は常に運だけに左右されるものになってしまうからです。

 

僕自身、投資や投機を始めてから30年以上がたちました。そして、他にも継続的に利益を上げ続けているトレーダーは確実に存在しています。なので、優位性の高い方法が存在することは間違いなく事実です。

 

FXではクラシカルなテクニカル判断が先行指標としての役割を果たす理由

僕が先行指標的なものとして利用しているのは、レジスタンスライン。サポートライン。トレンドライン。チャネルラインなど。そのようなテクニカルラインです。そして、ロウソク足のプライスアクションです。

 

もちろんそれらも、完璧に未来を予測できるものではありません。ですが、30年以上の経験を通じて、インジケーターなどのテクニカル指標よりも、ずっと優位性が高い判断ができることを経験してきました。

 

サポートやレジスタンスを見極めるために、フィボナッチ分析を併用したりもしています。

 

大切なことは、未来を完璧に予想することなどできないということです。そのことを理解していれば、損失を受け入れることができます。

 

トレードは、継続していく中で、お金を増やすことができればいいのです。一回一回のトレードで勝った負けたなどと一喜一憂を繰り返すのではギャンブルと同じです。

 

なので、ぜひ正しい心構えで、FXトレードというものに向き合うようにしてください。