
FXで儲けられない人
そういう人が9割いる理由は、いったいなんでだと思いますか?
なぜ、相場に参加している9割の個人トレーダーが、まともな利益を上げることができないのでしょうか?
この記事では、その理由について説明していきます。
著名投資家ジョージ・ソロスの下で10年余りにわたり資金を運用してきたスタンレー・ドラッケンミラーは、次のようなことを述べていました。
長期的により多くの利益を上げるためには、資金を維持し、ホームランを打つことだ。
サイコロの目は1から6まであります。そのサイコロを振って、奇数が出るか。それとも偶数が出るかの勝負で賭けることになりました。奇数が出ればあなたの勝ち。偶数が出ればあなたの負け。
勝てば1万円を得ることができる。負ければ1万円を支払わなければなりません。ただし、途中での勝ち逃げは許されない。必ず1,000回の勝負をしなければなりません。さて、この勝負であなたはお金を増やせるでしょうか?
その答えは、増やせるかもしれないし増やせないかもしれません。ちなみに、一回ごとの勝負で勝てる確率はフィフティフィフティ(五分五分)です。なぜなら、確率論からすれば奇数と偶数で2つのパターンだからです。そして、勝っても負けても1万円を貰うか払うかなので、利益対損失比は常に1対1です。
さて、この勝負にあなたは乗り気満々で挑もうとするでしょうか?
1,000回の勝負なんて、ただの時間の無駄遣いだということで、やりたくない人はたくさんいると思いませんか? でも、相場に参加する個人トレーダーは、短い時間足でこのようなトレードをひたすらと繰り返しています。
まさに、このような人たちは、サイコロころがしトレーダーと揶揄されているのです。
あなたのトレーディングはいかがでしょうか? 勝てるときに大きく勝つ。それができなければ、いつまでたっても資金は行って来いのままで増えていくことはありません。
損小利大が大切なことは分かっている。でも、そういう取引が実現出来ない。個人トレーダーの中にはそのような人が9割います。
たとえば、野球の神様とも呼ばれているベーブルースという選手がいました。ホームランを生涯で714本も打った人でした。ですが、ホームランよりも、それ以上に三振の数のほうがもっと多かったそうです。
FXでもホームランのような大きな利益を狙えば、当然にして勝率は落ちることになります。でも、そこを目指さなければ満足に資金を増やし続けることはできないのです。
ホームランなんか狙わなくても、ヒットを量産するみたいにコツコツ利益を積み上げていけばいいじゃん! そのように思う人もいるでしょう。ですが、取引きの回数が多くなれば、その都度トレードコストが必要になります。
トレードコストとは、スプレッドであったり、スリッページのことです。500pips勝つ取引でも、10pipsしか勝てない取引でも、1回の取引に必要なコストは基本的に同じだけ必要になるのです。
たとえば、スプレッドと2回のスリッページ(往復売買)で、1回の取引で1pipsのトレードコストが必要だったとします。その時に、500pipsの利益であればコスト率(経費率)は、わずかに0.2%です。ですが、10pipsの利益に対してであれば、コスト率は10%に跳ね上がってしまうのです。
もし、銀行ATMから100万円のお金を引き出すときに、10%の手数料がコストとして必要なら? 預けているお金を簡単に引き出すつもりになれるでしょうか?
コツコツと利益を積み重ねていくやり方では儲けにくい。その理由は、取引の仕組みも影響しているからです。
損小利大のトレードを実現することは簡単なことではありません。ですが、簡単ではなくてもFXで利益を上げるためには絶対的に必要なことです。
もし、なかなか思うような成果につながっていないのであれば? 今までのトレードのやり方を振り返ってみて、間違った取り組み方をしていないかどうかを確認するようにしてください。