YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事では、ポール・チューダー・ジョーンズによる
相場の格言をお届けします。
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もし損の出ているポジションを
持っていて不快なら答えは簡単だ。
手仕舞うだけだ。
いつでも相場に戻ってこれるのだから。
新鮮な気持ちでスタートを切るのに
優るものはない。
(ポール・チューダー・ジョーンズ)
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トレードを始めたての頃は
ほぼ全員の人が損失というものに
とても敏感だったはずです。
負けたくない!
一円たりとも損はしたくない!
僕自身も30年以上前にトレードを始めた頃は
一円たりとも削音はしたくないと
強く思っていました。
今の時代とは違ってパソコンが無かったので
リアルタイムに自分の収益状況を確認するのは
至難の業でした。
含み益が増えていれば喜び
少し含み益が減っただけでも落胆して
日々、一喜一憂していたことを思い出します。
でも、
長く経験をしてきて分かったことは
損失は避けることができないということです。
一円たりとも損をしたくなくても
負ける時は負けてしまうのです。
その結果として、
一円たりとも損したくなければ
仕掛けなければいいという結論に
辿り着きました。
でも、仕掛けなければトレードで
お金を増やしていくことはできません。
だから、トレードで
お金を増やしていきたいのであれば
損失を許容するしかないというわけです。
文章にすれば、たったそれだけのことですが
そのことを心が受け入れてくれるまで
相当な時間が掛かったことを覚えています。
僕は幸いにして、
損失を引きずるという選択をすることは
最初からありませんでした。
含み損のポジションを抱え続けるような
いわゆる塩漬け状態の経験は
これまでに経験したことはありません。
塩漬け状態は、考えただけでも
とても怖ろしいですね。
・損失が大きくなりすぎて 切るに切れなくなる
・毎日、含み損のポジションを見て 胃がキリキリする
・運用資金が含み損のポジションに常に拘束されているので新たな仕掛けをすることもできない
つまり、
お金をそれ以上は損をしないために
トレードを継続するような状態です。
僕自身は幸いにして
そのような経験はありませんでした。
それは、今日の格言のように
不快な損失ポジションに対する見切りが
常に早かったからです。
損失が出ているポジションでも
いずれ値は戻ってくるだろうと
高をくくってトレードをしている人。
そのような人は、特にお気を付けください。
大きなほころびというものは
常に小さなほころびから始まり
徐々に広がっていくものですからね。
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