安く買って高く売る? 著名投資家が教える利益の秘訣

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安く買って高く売る? 著名投資家が教える利益の秘訣

安く買って高く売る?

 

著名投資家が教える利益の秘訣は?

 

「安く買って高く売る」ことではありませんでした。

 

安く買って高く売ることは理想です。でも、そう簡単なことではありません。

 

では、著名投資家が教える利益の秘訣とは、どのような方法なのでしょうか?

 

有能なトレーダーは安く買って高く売ることで稼ぐのではない?

著名な投資家ジョッシュ・リュークマンは、著書「トレードの教典」の中で、次のような言葉を述べていました。

 

有能なトレーダーは安く買って高く売ることで稼ぐのではない。高く買ってさらに高く売ることによって、あるいは安く空売りしてさらに安く買い戻すことによって利益を上げるのだ。

 

安く買って高く売ることは簡単じゃない

「これだけ上がったんだから、そろそろ下がるだろう」 「これだけ下がったんだから、そろそろ上がるだろう」

 

勢いよく上昇した相場や下落した相場を見て、そんなふうに思ったことありませんか?

 

そういう値動きを見て、今が底だから買いのチャンスだ! 今が天井だから売りのチャンスだ! 鼻息を荒くしながら絶好のチャンスを逃すまいと、勇んでエントリーしたものの・・・ 底や天井はまだ先で、あえなく損切りになってしまった。

 

そんな経験を何度かは経験したことがあるのかもしれません。僕自身は、過去に幾度となく経験してきました。

 

安く買って高く売る以外に勝てる方法は他にないのか?

結局、相場の底や天井を見極めてトレードすることは難しいのです。僕はその事実を受け入れることができるまで時間が掛かりました。

 

「底で買うことができれば?」 「天井で売ることができれば?」 利益を最大化するためには、底や天井を狙うことが最善策だからだと思っていたからです。

 

でも、そのような考え方は、相場の理に反した考え方」だ。そう何度も痛い目を見て気が付いたのです。

 

「なにも天井や底を狙ってトレードをしなくても、、、 他にもっとわかりやすく利益を上げられるところがたくさんあるんじゃないのか?」

 

そう思い始め、「底や天井を狙うこと以外で勝てるポイントがあるんじゃないか?」 そう考えを変えた時から、僕のトレードの成績は良くなり始めました。

 

安く買って高く売るのではない。高く買ってより高く売るのだ。

上昇する理由があるから相場は上昇していて、強いから上昇をしているのだと考えるべき。下落する理由があるから相場は下落していて、弱いから下落をしているのだと考えるべき。

 

つまり、安く買って高く売ることで利益を狙うのではありません。高く買ってさらに高く売ることによって、利益を上げていくことを狙う。そういう考え方をするようにしたのです。そのように狙ったほうが、天井や底を狙うトレードよりはよほど安全だと気付きました。

 

その時に参考になったのが、この記事内で紹介をしたジョッシュ・リュークマンの著書「トレードの教典」の中にあるあの言葉だったのです。

 

高く買ってより高く売ることには不安が付きまとう?

でも、最初のうちは心理的な負担を感じました。上昇しているところから買う。下落しているところから売る。そのような行為には、値動きがもっと伸びるのかという不安が付きまといました。

 

ですが、何回かその方法で取引を繰り返したら相場を見る目も変わりました。天井や底を狙うような期待に基づく仕掛けよりはマシだと感じるようになりました。なぜなら、今まで上がってきたとか、今まで下がってきたという事実があるからです。

 

天井や底を狙う時は、値が動いてきた方向とは反対の方向を狙うことになります。なので、それまでの値動きの事実には反する方向への仕掛けをしていたということになります。

 

そう考えると、事実に反した方向を狙うよりもマシ。事実に基づいた方向を狙ったほうが勝ちやすい。そのことは理にかなったことだと思えるようになりました。

 

安く買って高く売るかを続けますか?

永遠に上昇する相場も永遠に下落する相場もありません。なので、上昇相場で買っても上昇が続かない。下落相場で売っても下落が続かない。そんなことはよくあります。その結果、負けてしまうこともあります。

 

上がっているところで買って高値掴みにならないのか? 下がっているところで売って突っ込み売りにならないのか? きっと、高く買ってより高く売る、安く売ってより安く買うを実践し始める時は、不安がつきまとうことでしょう。

 

でも、不確実性な中での勝負がFXなのです。つまり結局は、どちらにせよ勝つためには経験を積みながら精度を上げていくしかありません。この記事があなたの参考になれば嬉しい限りです。