FXで取引対象とする通貨ペアを絞ることの重要性について

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FXで取引対象とする通貨ペアを絞ることの重要性

FX(外国為替証拠金取引)は、個別銘柄を対象とする株式投資と比較をすると、トレード対象となる通貨ペア数は非常に限られたものになります。

 

基本的に個別銘柄への株式投資の場合は、ある程度の資金が必要になることが多いです。その理由は、FXのように大きなレバレッジを利かせた取引ができないからです。

 

なので、株式投資なら数千もある銘柄の中から細心の注意を払って対象を絞り込むことになりますが、FXであれば、取引対象となる通貨ペアはそう多くありません。

 

FXは取引対象となる通貨ペアはそう多くない

 

僕は外国株の株式投資もやっているので、この銘柄選定に悩むこともあります。ですがFXなら、対象となる通貨ペア選定で悩むことがほとんどないので、チャートの純粋な値動きに、より集中ができています。

 

FXの場合は、もともと取引できる通貨ペア数は多くなく、メジャー通貨同士の通貨ペアになれば、その数はものすごく少なく限定されることになります。さらに、実際に市場で直接的に取引される通貨ペアに限定をすれば、それはドルストレートしかありません

 

ドルストレートとは、アメリカのドル(USD)との組み合わせの通貨ペアのことで、ユーロドル(EUR/USD)やポンドドル(GBP/USD)やドル円(USD/JPY)のような通貨ペアのことを言います。それ以外のクロス通貨ペア(対ドルではない通貨ペア)は、直接的に実需市場で取引されることはありません

 

FXの投機用通貨ペアとは?

 

つまり、ドルストレート以外の通貨ペアは、我々トレーダー用の投機用通貨ペアとも言えるのです。ほとんどのFX業者が、このクロス通貨ペアを数多く取り扱っています。

 

日本では、ポンド円(GBP/JPY)、ユーロ円(EUR/JPY)、豪ドル円(AUD/JPY)のような円クロス通貨ペアが人気ですが、欧州ではユーロポンド(EUR/GBP)、ユーロフラン(EUR/CHF)のようなユーロクロス通貨ペアが人気です。

 

上記のようにメジャー通貨ペア同士のクロス通貨ならまだしも、流動性があまり高くないマイナー通貨同士のクロス通貨ペアでトレードを繰り返している人さえいます。

 

そして安定して勝ち続けられないトレーダーは、この通貨ペアを絞らないトレードをする傾向にあります。いろんな通貨ペアのチャートを次から次へと見て、すぐにエントリーできそうな通貨ペアを探して回る。

 

これは初心者の人からすれば、FXで利益を上げるためには最も効率の良い方法だと思われるかもしれません。でも、これをやっているうちは、なかなか安定して勝ち続けられるようにはなれません。

 

FXで取引対象通貨ペアを増やしても勝てない理由

 

なぜなら、「待つことができない」ということだからです。取引対象の通貨ペアをある程度に絞り込んでいれば、エントリーする機会が訪れなければ待つしかありません。

 

でも、待つことができないから、いろんな通貨ペアのチャートを開いては、すぐにエントリーできそうな通貨ペアを探し回ることになってしまうのです。

 

そして、そういうトレードでポジションを建てて、いざ自分が得意とする通貨ペアで最高の形ができた時に、余計な通貨ペアでの取引で証拠金を拘束されていて、勝負したいときにできないという悪循環に陥っていきます。

 

獲物を追い掛け回して疲れ果ててしまい体力を消耗するよりは、獲物が来るのをじっと待って確実性の高いところで仕掛けるぜひそのようなトレーダーを目指すようにしていただくことを心から願っています。

 


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