慢心がFXで最悪の結果をもたらす理由
特に中級者以上の勝てている人たちにお伝えしたいことがあります。それは「慢心」についてです。
慢心とは辞書を引くと、「おごり高ぶる心」という意味を含んだ言葉です。このおごり高ぶる心というのが、なぜ最悪の結果をもたらすことになるのでしょうか?
この記事では、そのことについてお伝えをしていきます。
ヘッジファンド界の重鎮であるポール・チューダー・ジョーンズは、名著「マーケットの魔術師」の中で次のようなことを述べていました。
英雄を気取ってはいけない。自己中心的な考え方をしてはいけない。常に自分自身とその能力を疑ってみる。自分はうまいんだなどと思ってはいけない。そう思った瞬間、破滅が待っている。
FXで少しばかり調子がいい状態が続くと気が大きくなってしまう人がいます。たまたま天底でうまく利食いが出来た。そんなふうに少し調子の良い成果が出ると、有頂天になってしまうのです。
でも、いつも天底で利食えるわけありません。あくまでもたまたま上手くいっただけなのです。調子が悪い時もあるのがFXでは普通の状態です。
つまり、きれいな上昇トレンドでも押し目は必ずあるように、FXトレードのパフォーマンスも同じことなのです。
仕掛ければ必ず勝つという状態はあり得ません。勝ちも負けもあることは当たり前なのがFXです。ですから、少し調子の良い成績が続いただけで慢心を抱いてはいけないのです。天狗になってはいけないのです。
FXに限った話ではありませんが、天狗になった鼻は決まってへし折られるものです。だからこそ、どのような時でも慢心は禁物です。勝ち続けても、勝って兜の緒を締める。そのような姿勢を持ち続けなければならないのです。
その姿勢が無ければ、継続して望む結果を手に入れることは絶対に不可能でしょう。
ちなみに僕自身、連勝が続いたりしたときに調子に乗りすぎて失敗した経験が過去に何度もありました。大きく勝っては大きく負けたり・・・ そういう経験を繰り返してやっと気付けたことが「慢心」という存在でした。
なので、調子が良い時ほど、この記事で紹介したポール・チューダー・ジョーンズ氏の言葉を参考にしてみてください。