大勝利したあとの大損失に、FXは特に注意が必要です!
僕自身は相場歴が30年を超えていますが、過去に幾度となく「大勝ち、そして大損」を経験してきました。
大きく勝つと気分が良くなり、気が大きくなってしまうのです。
そして、気の緩みから損失に対する警戒心が薄れ、無駄な取引をしてしまうのです。
特に順調に勝てている時ほど気を付けなければいけない。そのことを学びました。なので、記事としてお届けしていきます。
名著「マーケットの魔術師」の中で、マーティ・シュワルツは、こんなことを述べていました。
いつも大勝利の後に大敗するんだ。大きな損はいつも大きな利益に続いて起こるものだ。
「まさにその通りだ!」 僕はこの一文を目にした時に、思わずそう唸りました。
「勝って兜の緒を締めよ」
日本には古くからその言葉があります。まさにトレードに対する心構えとしても、その言葉は的を射た言葉です。
大勝ちすると調子に乗って、普段ではあり得ないような大胆な行動に出てしまう。大半の人たちがそうなのです。例外ではなく僕もそうでした。大勝利の後に大損してしまい、せっかく手にした利益を溶かす。
大勝利したから、勝ちが連続しているからと有頂天になってしまうことは絶対に避けなければならない。何度も同じようなことを繰り返して、ようやく僕はそのことが腑に落ちました。
どのような大勝利をおさめたとしても、気を緩めずに、さらに心を引き締めて相場に挑むことが大切です。いついかなる時でも、そのような姿勢で、トレードに挑む気持ちを持ち続けていきたいものです。
たとえ大勝利をおさめたとしても、連勝が続いていたとしても、その状態は一時的なもの。それはたまたまそうなっただけだと考えることができれば、気の緩みを避けることができるはずです。
気を緩めた時が最大のピンチになります。そういう時に大半の人たちが、相場からしっぺ返しを食らうのです。ですから、大勝利をおさめたあとや連勝したあとほど慎重に挑むことを、絶対に忘れないようにしていきたいものです。